弘前大学は2024年12月10日、同大学の被ばく医療総合研究所、大学院保健学研究科と山形大学が共同で、無色透明でX線を遮蔽できる複合材料を開発したと発表した。
同共同研究チームは今回、軽量な天然素材に金属を複数配合することで同材料を開発した。従来遮蔽材料として用いられていた鉛を使用していない。
鉛よりも軽量なほか、金属酸化物複合体と異なり無色透明な点が特長となっている。
液体や柔らかい複合体、固い複合体などを形成可能だ。また、生分解性を有しており、リサイクル可能となっている。
医療分野や宇宙分野、原子力関連分野などでの用途が期待される。
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世界初 無色透明なX線を遮蔽できる複合材料の開発に成功 ~弘前大学被ばく医療総合研究所及び保健学研究科と山形大学高橋辰宏研究室との共同研究成果~ – 弘前大学