カテゴリー:化学・素材系
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一方向だけに熱を伝える熱整流ダイオードを開発――熱伝導と熱制御の新手法
バージニア工科大学の研究チームが、一方向にだけ熱を伝達して、過熱の危険性のある様々な機器の熱制御を実現する、プレート型熱整流ダイオードを開発した。シールされた2枚の銅プレート間に配置された微細な空隙における、水の蒸発によ…詳細を見る -
電気化学的活性に優れるマグネシウム合金材を開発――マグネシウム金属電池の容量を約20%向上 NIMS
物質・材料研究機構(NIMS)は2020年9月30日、これまでの材料よりも電気化学的活性に優れるマグネシウム合金材を開発し、マグネシウム金属電池の容量を約20%向上させることに成功したと発表した。これまで手付かずだった負…詳細を見る -
有機EL用導電性高分子を筆で塗る手法で高い配向度の膜作製に成功――フレキシブルデバイスの外光反射防止や高輝度表示に寄与 広島大学
広島大学は2020年9月28日、有機EL用の高分子を溶かした溶液を筆で塗る手法を用いて、高い配向度の膜の作製に成功したと発表した。同発表によると、筆で塗る手法(ブラッシュプリンティング法)を用いた、発光する高分子の配向膜…詳細を見る -
高蒸気圧のCVD/ALD用プリカーサー「TRuST」を開発――優れた段差被覆性と成膜速度向上 田中貴金属工業ら
TANAKAホールディングスは2020年9月28日、同社グループ会社の田中貴金属工業と韓国の嶺南大学校工科大学が協同で、世界最高水準の蒸気圧を持つCVD/ALD用液体ルテニウムプリカーサー「TRuST(トラスト)」を開発…詳細を見る -
太陽光を使い、海水を30分で飲料水に変える――光応答性MOFを使った持続可能な脱塩プロセスを開発
太陽光で再生可能なイオン吸着剤を用いて、海水を30分で安全で清潔な飲料水に変える手法が開発された。モナシュ大学がニューサウスウェールズ大学などと共同で実施したもので、エネルギー効率が高く、低コストで持続可能な脱塩プロセス…詳細を見る -
光学式流量計測用モジュールを開発――非接触で、汚染の許されない液体の計測も可能 京セラ
京セラは2020年9月25日、レーザードップラー方式を採用した小型の光学式流量計測用モジュールを開発したと発表した。同年10月からサンプル出荷を開始する。 流量計とは、液体やガスの排出を監視、測定、記録するためのデ…詳細を見る -
異種材料接合に重要な材料内部や界面構造を非破壊検査法で解明 大阪府立大学
大阪府立大学は9月25日、リガク、MORESCOと共同研究を進め、非破壊検査法の一つである3次元X線イメージングの手法を駆使して、ガラス板や金属板上の多孔質エポキシモノリス層に熱可塑性樹脂を熱溶着した接合試験片の内部と界…詳細を見る -
空中ドローンや水中ロボットなどの自律型無人機を使った海底ごみ収集プロジェクト
独フラウンホーファーCML(海運ロジスティクス・サービスセンター)は、EU内の複数の大学や公的機関などと提携して、海底ごみ収集を目的とした「SeaClear」プロジェクトを2020年1月から進めている。 海洋汚染は…詳細を見る -
壁の赤レンガが電池になる――レンガをスーパーキャパシタに変える技術を開発
セントルイス・ワシントン大学の研究チームが、建築用赤レンガをスーパーキャパシタ型バッテリーに変える技術を考案した。赤レンガ表面にある鉄酸化物から鉄原子ラジカルを生成して、ラジカル重合反応により導電性ポリマーのナノファイバ…詳細を見る -
電子廃棄物をリサイクルして、高性能ハイブリッド被膜を作る
シドニーのニュ-サウスウェールズ大学の研究チームが、使用済みのプリント回路基板やPCディスプレイ等の電子廃棄物をリサイクルして、鋼表面を強固にコーティングする技術を考案した。世界規模で増大するe-wasteと呼ばれる電子…詳細を見る