カテゴリー:化学・素材系
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3Dプリントの強度を2.75倍に――カーボンナノチューブの特性を生かし積層面を”溶接”
3Dプリンターで製作した部品は、航空宇宙や軍事関連、医療機器に至るまで、幅広い業界で利用されている。 しかし現在のところ、3Dプリント部品には比較的壊れやすいという課題があり、試作品や玩具部品としての利用が主な用途…詳細を見る -
信州大学、強靭で簡便に生成できる酸化グラフェン/グラフェンハイブリッド積層構造水処理膜を開発
科学技術振興機構と信州大学は2017年8月29日、簡単な方法で生成でき、高度な塩化ナトリウム/色素除去が可能な、酸化グラフェン/グラフェン ハイブリッド積層膜による水分離膜を開発したと発表した。 近年、世界規模での…詳細を見る -
九州大学など、高成形のニッケル基超耐熱合金を大量生産できる工法を開発
九州大学は2017年8月29日、長野鍛工と共同で航空機や自動車のエンジン部品などに使用されるニッケル基超耐熱合金(インコネル718)を高成形性に改質し、さらに大量生産できる工法を開発したと発表した。 インコネル 7…詳細を見る -
NIMS、化学反応中の元素の動きをX線の動画として取得する方法を確立
物質・材料研究機構(NIMS)は2017年8月28日、化学反応中の各元素の動きを、X線の動画として連続取得することに成功したと発表した。開発された「蛍光X線動画イメージング法」は、さまざまな化学反応系に適用可能だ。 …詳細を見る -
東北大と京大と古河テクノマテリアル、単結晶形状記憶合金の量産プロセスを開発
東北大学と京都大学と古河テクノマテリアルは2017年8月25日、銅を主成分とする単結晶形状記憶合金の量産プロセスを開発したと発表した。建物の耐震性を高める特殊部材としての実用化に道筋がついたとしている。 超弾性を有…詳細を見る -
ダイハツ、3Dプリンターを使用した砂型製作に必要な新技術を開発
ダイハツ工業は2017年8月24日、エンジンやトランスミッションなどに使用する鋳造部品の生産に用いる砂型を、3Dプリンターで製作するために必要な新技術を開発したと発表した。部品試作の短期化や低コスト化に加え、砂の100%…詳細を見る -
神戸製鋼、組立型クランクシャフトのスロー部材の成形でK-factor1.15認証取得
神戸製鋼所は2017年8月23日、船舶エンジン用組立型クランク軸の主要部材であるスローの製造方法において、同年5月に世界で初めて、設計上の余裕度であるK-factor1.15の認証を取得したと発表した。船舶用エンジンのコ…詳細を見る -
人体の動きから発電する超薄膜デバイスを開発
米ヴァンダービルト大学の研究チームは、人体の動きからでも発電できる超薄膜デバイスを開発した。黒リンのナノシートを使った機械化学効果という新しいコンセプトを利用して、人体の日常的なゆっくりとした動きからでも、電力の生成に成…詳細を見る -
過冷却水はなぜドロドロに?——阪大など、スーパーコンピューターで解明
大阪大学は2017年8月19日、同大学の金鋼准教授と名古屋大学の川﨑猛史助教が、氷点下でも凍らずに液体状態として存在する水(過冷却水)の粘度が温度の低下にともない急激に上昇する(ドロドロになる)原因を、コンピューターシミ…詳細を見る -
名工大など、白色中性子線を用いて微量な軽元素を含む物質の超精密原子像取得に成功
名古屋工業大学の林好一教授、茨城大学の大山研司教授らの研究グループは2017年8月19日、原子レベルの精密構造解析手法として「白色中性子線ホログラフィー」の実用化に世界で初めて成功したと発表した。広島市立大学、高輝度光科…詳細を見る