カテゴリー:化学・素材系
-
発電所からの二酸化炭素排出削減を可能にする新合金を開発
アメリカのサンディア国立研究所を中心とする研究チームが、スーパーアロイなど既存の超耐熱合金よりも軽量かつ優れた耐熱強度を有する、高融点耐火金属を用いた「多種主要元素合金(MPEA)」を開発した。実験的にも作製が難しい高融…詳細を見る -
セメント製造の脱炭素化を目指すプロジェクト――化石燃料の代わりに集光型太陽熱エネルギーを活用
スイスに本拠を置くクリーンエネルギー企業のSynhelionと、メキシコに本拠を置く建設資材メーカーのCEMEXは、2023年2月16日、セメント製造の脱炭素化を目指す共同プロジェクト「Solar MEAD」に対して、米…詳細を見る -
MIT、神経信号を電気信号に効率的に変換する有機ポリマーを開発
汗を利用して生体情報を感知するスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスは、イオンによる信号をトランジスタで使用する電気信号に変換して動作する。しかし、イオン伝導度と電子伝導度は逆の傾向を示すため、デバイスの材料は電子伝…詳細を見る -
米国内で「ニッケル・コバルト混合水酸化物」の生産が開始――供給網のリスク低減へ
金属精錬企業の米Nth Cycleは2023年1月31日、ニッケル生産の中間原料となるニッケル・コバルト混合水酸化物(Mixed Hydroxide Precipitate: MHP)の生産を、米国内で初めて開始すると発…詳細を見る -
5G対応の高性能電磁波吸収材料を開発――レアアースフリーFe系磁石合金を採用 東北大とトーキン
東北大学は2023年3月1日、同大学大学院工学研究科の研究グループがトーキンと共同で、5G(SHF帯)に対応する新しい高性能電磁波吸収材料を開発したと発表した。これまでの知られている電磁波吸収材料や市販されている5G用ノ…詳細を見る -
インド地質調査所、カシミール地方に590万トンのリチウム鉱床を発見
インド地質調査所(GSI)は2023年2月9日、ジャンムー・カシミール州で、リチウムと推定される590万トンの鉱床を発見したと発表した。GSIは、鉄道用の石炭鉱床の発見を主要な目的として、1851年に設立されたインドの公…詳細を見る -
固体から液体への相変化を利用した、高効率の新しい冷却手法
大雪が降る前に道路に塩をまいておくと、氷が形成される時期が変わる。この基本概念を応用した新しい冷却加熱方法が開発された。米エネルギー省ローレンス・バークレー国立研究所の研究者らが「イオン熱量冷却(ionocaloric …詳細を見る -
水中を上昇する気泡に関する謎を解明――ルネサンス時代のスケッチにも描かれた不安定な気泡上昇運動の仕組み
水中を上昇する気泡の不安定な運動を説明するメカニズムが発見された。スペインのセビリア大学と英ブリストル大学の研究によるもので、詳細は2023年1月17日付で『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に掲載された。 水中…詳細を見る -
MIT、シリコンウエハー上に単原子分の厚みの材料形成に成功――次世代プロセッサー向け技術
1960年代以降、半導体の集積度はほぼムーアの予測通りに上昇してきたが、2nmレベルの微細加工が現実になった今、そのスケールは原子数個分の大きさの領域になり、加工の限界や、電気的特性の悪化により、その法則も頭打ちではない…詳細を見る -
熱伝導率を制御する全固体電気化学熱トランジスタを作製 北海道大学
北海道大学電子科学研究所の太田裕道教授らの研究グループは2023年2月22日、熱の伝わり方を電気スイッチで切り替える全固体電気化学熱トランジスタを実現したと発表した。電気スイッチで熱の伝わり方を切り替える技術に向けた大き…詳細を見る