カテゴリー:化学・素材系
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世界最高速度でCO2を還元資源化する技術を開発――高電流密度に適した三相界面を構築 大阪大学
大阪大学は2022年12月16日、CO2の還元資源化によって、高速でCO2から多炭素有機化合物を合成することに成功したと発表した。同大学によると世界最高速度の合成速度だ。 CO2の還元資源化技術は、炭素循環型社会を…詳細を見る -
可視光線を95%カットする液晶調光フィルム「LC MAGIC ノーマルブラック」を開発 凸版印刷
凸版印刷は2022年12月19日、スイッチひとつで黒色に変化し、可視光線を95%カットする液晶調光フィルム「LC MAGIC」の新モデル「ノーマルブラック」を開発したと発表した。 同モデルは、層構造内に色素をランダ…詳細を見る -
藻類をコーヒーかすで育て、高品質なバイオディーゼルを生産――英Aston大学が研究
イギリスのAston大学の研究者が2022年11月1日、コーヒーの残りかすで微細藻類を成長させることにより、高品質のバイオディーゼル燃料を生産できることを発表した。 化学工学を専門にするVesna Najdanov…詳細を見る -
半導体材料3C-SiCの高い熱伝導率を初めて実証 大阪公立大など研究グループ
大阪公立大学と米イリノイ大学、東北大学、エア・ウォーターなどの研究グループは2022年12月15日、エア・ウォーターが開発した半導体材料3C-SiCが理論値に相当する高い熱伝導率を示すことを、熱伝導率の評価と原子レベルの…詳細を見る -
粘土のように変形し、高い電気伝導度を示す――エレクトロニクス向けのアモルファス配位高分子物質を発見
シカゴ大学の研究チームが、プラスチックのように製造でき、金属のように電気を伝える材料を発見した。Ni原子を介して複素環式有機硫黄化合物を直鎖状としたアモルファス配位高分子の積層構造であり、高い電気伝導性を示すとともに金属…詳細を見る -
NMPフリー技術を取り入れた、新たな感光性ポリイミドコーティング剤の販売を開始 東レ
東レは2022年12月14日、環境への負荷を低減できるポリイミドのNMP(N-メチルピロリドン)フリー技術を取り入れた新たな感光性ポリイミドコーティング剤「PHOTONEECE(フォトニース)」を開発し、量産体制を整え、…詳細を見る -
可視光下では無色透明、紫外光下では色純度が高い赤色に強発光する透明蛍光体を開発 東芝
東芝は2022年12月13日、蛍光体材料で新しい分子設計の指針を見出したことにより、可視光下では無色透明で、紫外光下で強発光する「透明蛍光体」を開発したと発表した。従来の蛍光体より溶解性を高めることで透明度を向上させると…詳細を見る -
室温を下げる透明な窓コーティング材――冷房に必要なエネルギーを最大31%削減
米ノートルダム大学と韓国の慶熙大学の共同研究チームが、電力を使わずに室温を下げる、透明な窓コーティング材を開発した。同研究成果は2022年11月2日、アメリカ化学会の「ACS Energy Letters」誌に掲載された…詳細を見る -
深紫外光を透過する新たな電極材料を開発――深紫外光エレクトロニクスデバイスの高効率化や産業応用に期待 東京都立大学ら
東京都立大学は2022年12月13日、同大学大学院理学研究科と東京大学大学院理学系研究科、筑波大学数理物質系の共同研究グループが、深紫外光を透過する新たな電極材料を開発したと発表した。 深紫外光は、殺菌や浄化、半導…詳細を見る -
MIT、金属3Dプリントの強度を向上させる手法を考案
MITを中心とする研究チームが、3DプリントされたNi基スーパーアロイを一方向再結晶させることによって粗大な柱状晶組織を得て、超高温におけるクリープや疲労に強い材料を実現する手法を考案した。複雑な形状を低コストで効率的に…詳細を見る