カテゴリー:化学・素材系
-
イギリス空軍の輸送機、使用済み食用油による燃料で初飛行に成功
イギリス国防相は2022年11月18日、持続可能な航空燃料を100%使用した軍用機の飛行に成功したと発表した。使用済み食用油などを利用したこの航空燃料は、既存の燃料と比較して、炭素排出量を最大80%低減する可能性がある。…詳細を見る -
廃プラ問題の解決に大きく前進――多種多様なプラスチックを選別不要で一度にリサイクルする技術を開発
プラスチックのリサイクルを推進するカナダのPlastonixは、ストローや容器、車両部品など、さまざまなプラスチック製品をリサイクルする技術を開発した。あらゆる「石油由来の材料」を処理し、再利用可能な材料に変換できるとし…詳細を見る -
β型酸化ガリウム結晶の非破壊検査手法を開発 JFCCなど研究グループ
ファインセラミックスセンター(JFCC)は2022年12月8日、ノベルクリスタルテクノロジーや兵庫県立大学などと共同でβ型酸化ガリウム(β-Ga2O3)結晶内部の格子欠陥を短時間、非破壊で検査することに世界で初めて成功し…詳細を見る -
実用性を損なうことなく生分解速度を向上したPLA樹脂を開発 帝人フロンティア
帝人フロンティアは2022年12月7日、従来品より海洋、河川や土壌中での生分解速度が速く、生分解性と実用性を両立するPLA(ポリ乳酸)樹脂を開発し、素材の生産と販売を2023年度内に開始すると発表した。新たな生分解促進剤…詳細を見る -
100回以上も自己修復できる新しい繊維強化複合材料――熱可塑性治癒剤を3Dプリントして埋め込み
構造物の使用を中止せずにその場で自己修復できるうえに、100回以上、自己修復可能という新しい自己修復複合材料が開発された。この研究は米ノースカロライナ州立大学が中心となって行われたもので、その詳細は2022年10月31日…詳細を見る -
洗濯機で洗える、1200個の太陽電池を埋め込んだ繊維製品を開発
英ノッティンガム・トレント大学のTheodore Hughes-Riley准教授率いる研究チームが、1200個の太陽電池を埋め込んだ繊維製品を開発した。同繊維製品は、携帯電話やスマートウォッチを充電するのに十分な電力を発…詳細を見る -
完全生分解性のセルロースファイバー成形材料を開発――厚さ1mmでの成形も可能 パナソニック
パナソニック ホールディングスは2022年12月6日、完全生分解性のセルロースファイバー成形材料を開発したと発表した。 同社は、成形材料の完全生分解化を目指し、セルロースファイバーを生分解性樹脂に混ぜ込む取り組みを…詳細を見る -
植物細胞3Dプリンティング――3次元環境で細胞の機能研究に期待
植物細胞が互いに、あるいは環境と、どのようにコミュニケーションをとっているかを知ることは、植物細胞の機能をより深く理解するための鍵となる。また、優れた作物の品種や最適な栽培環境の創出につながる可能性もある。そのために、3…詳細を見る -
微生物合成した化合物の添加でリチウムイオン2次電池の正極を安定化 JAISTと筑波大学
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)と筑波大学は2022年11月30日、リチウムイオン2次電池のLiNi1/3Mn1/3Co1/3O2正極の安定化に、微生物合成したピラジンアミン化合物(2,5-ジメチル-3,6-ビス…詳細を見る -
体内埋め込み型ニューラルインターフェースなどに応用可能な極薄伸縮性導体を開発 理研ら
理化学研究所(理研)は2022年11月28日、理研およびシンガポール南洋理工大学、シンガポール国立大学、東京大学の国際共同研究グループが、皮膚や神経に密着して生体情報を取得するためのセンサー用電極に応用可能な、厚さ約1.…詳細を見る