カテゴリー:化学・素材系
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カギは磁石——無重力の宇宙空間で酸素を抽出するシステムを考案
英ウォーリック大学をはじめとする国際研究チームは、ネオジム磁石を使って、無重力に近い環境で酸素を抽出する手法を提案した。ISS(国際宇宙ステーション)や、月や火星の有人探査に利用できる可能性がある。研究結果は、2022年…詳細を見る -
印刷によるシリコンゲルマニウム半導体の作製に成功――高効率多接合太陽電池の低コスト化に寄与 名大ら
名古屋大学大学院工学研究科と大阪大学大学院工学研究科、東北大学金属材料研究所、奈良先端科学技術大学院大学の共同研究チームは2022年9月9日、印刷によるシリコンゲルマニウム半導体の作製に成功したと発表した。高効率多接合太…詳細を見る -
エンプラを用いた3Dプリント技術を確立――製品開発サイクルの早期化や小ロット製造への適用に期待 ポリプラスチックス
ポリプラスチックスは2022年9月12日、同社のエンジニアリングプラスチック「DURACON POM」を用いた材料押出(MEX)方式の3Dプリント技術を確立したと発表した。 MEX方式は樹脂フィラメントを材料とする…詳細を見る -
従来よりも強度と延性を強化——金属3Dプリンターでハイエントロピー合金を製造
マサチューセッツ大学アマースト校とジョージア工科大学は、金属3Dプリンターを用いて、高い強度と延性を兼ね備えたハイエントロピー合金を開発した。ナノスケールの微細構造は優れた機械特性を発揮し、航空宇宙、医療、エネルギー、輸…詳細を見る -
新たなパワー半導体材料「ルチル型GeO2系混晶半導体」を開発 京大など研究グループ
京都大学は2022年9月9日、同大学材料化学専攻や立命館大学、東京都立産業技術研究センターらの研究チームが、次世代パワー半導体材料として注目されているルチル型GeO2(r-GeO2)を中心としたルチル型GeO2系半導体を…詳細を見る -
電流で減塩食品の塩味を約1.5倍に増強するスプーンとお椀を開発 明治大学、キリン
明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科 宮下芳明研究室は2022年9月7日、キリンホールディングスと共同で、減塩食品の塩味を約1.5倍に増強する独自の電流波形を開発したと発表した。この技術を搭載したスプーン、お椀…詳細を見る -
クモの糸を光ファイバーに変えてバイオセンサーを開発
クモの糸には、伸縮性、引張強度、生体適合性、生分解性など優れた特性がある。さらに、光ファイバーのように光を伝送するため、バイオメディカル分野で使用するさまざまな光学部品への応用が研究されている。 台湾の国立陽明交通…詳細を見る -
失明や弱視から視力を取り戻す——ブタのコラーゲン由来の人工角膜を開発
スウェーデンのリンショーピング大学を中心とする研究チームは、ブタの皮膚由来のコラーゲンを材料として、人間の角膜に似た体内埋め込み型材料(人工角膜)を開発した。また新たに開発した低侵襲性の手術方法を用いて角膜疾患のある患者…詳細を見る -
マイクロプラスチックによる汚染を低減――シルク由来のカプセル化材料を開発
自然に分解されないマイクロプラスチックは、世界中の空気や水、土壌に長く留まり、動物や人体に影響を与えている。マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、化粧品や農薬に使用するマイクロカプセル用プラスチックの代替品と…詳細を見る -
貴金属や希少金属を用いない、高効率の固体光触媒を開発 東工大など研究グループ
東京工業大学は2022年9月2日、関西学院大学との研究グループが、鉛-硫黄結合を有する配位高分子からなる可視光応答型の固体光触媒を開発し、貴金属や希少金属を含まない触媒としては、従来にない高効率でCO2からギ酸への変換に…詳細を見る