IDC Japanは2017年6月15日、2017年1~3月期における世界と日本のウェアラブルデバイスの出荷台数を発表した。
米IDCが発行する「Worldwide Quarterly Wearable Device Tracker」によると、2017年1~3月期の世界ウェアラブルデバイス出荷台数は、前年同期比17.9%増の2470万台。中国のXiaomiと米Appleがトップに並ぶ結果となり、ここ数年にわたり市場をリードしてきた米Fitbitは3位となった。4位の韓国Samsungは、対前年成長率が約91%プラスと他のベンダーを大きく上回り、出荷台数は前年の約2倍となった。
一方、国内のウェアラブルデバイス出荷台数は合計で20万4000台となり、前年同期比19.9%減となった。タイプ別では腕時計型が市場の68.2%を占めており、従来市場を牽引してきたリストバンド型の26.1%を大きく引き離している。IDC Japanのシニアマーケットアナリストである菅原啓氏は「1年前の日本市場はウェアラブルデバイスといえばリストバンド型だったが、機能面で優れる腕時計型が主流になりつつある」と述べており、日本は世界に比べて腕時計型ウェアラブルデバイスの人気が顕著だとしている。