タグ:学術
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高速衝撃に耐える装甲の開発につながるか――ナノスケール結晶により合金が高速衝撃に耐えられるように
アメリカのコーネル大学を中心とした共同研究チームが、極限的な衝撃に耐える金属や合金を設計する新しい手法を提案している。結晶粒径がnmレベルのナノ結晶によって、極めて高い歪み速度条件下においても、転位すべりをnmスケールに…詳細を見る -
エネルギー密度と電圧が大幅アップし、往復効率が99.7%の新しいリチウム-水素ガス充電池 中国科学技術大学
中国科学技術大学は2025年2月14日、水素ガスを従来のようにアノード(負極)に用いるのではなく、カソード(正極)に用いることでエネルギー密度と動作電圧を大幅に向上させた、新しいリチウム-水素ガス充電池の開発を発表した。…詳細を見る -
陽子内部の目に見えない力を世界最小規模で可視化――象10頭分の力を発見 豪アデレード大学他
オーストラリアのアデレード大学は2025年2月21日、同大学を中心とした国際研究チームが、陽子の内部で働く力をマッピングし、クォーク(陽子内の微小粒子)に高エネルギーの光子が当たったときにクォークがどのように反応するかを…詳細を見る -
石油生産時に放出されるメタンの98%を除去する高性能フレアバーナーを開発 米サウスウエスト研究所、ミシガン大学
米サウスウエスト研究所(SwRI)は2025年3月3日、石油生産時に放出されるメタンの98%を除去する新型のフレアバーナーを開発したと発表した。積層造形と機械学習を活用して開発されたこのバーナーは、ミシガン大学(U-M)…詳細を見る -
放射冷却を活用し、電力不要で建物内を冷却できる多孔質プラスチックシートを開発
米ペンシルベニア州立大学は2025年2月5日、同大学と中国の大連理工大学が、放射冷却によって建物内部の温度を下げられる多孔質プラスチックシートを開発し、このシートで作った箱の中の温度を、外気温26.7℃の下で18.5℃ま…詳細を見る -
ケステライト太陽電池の効率が世界記録の13.2%を達成
オーストラリア、ニューサウスウェールズ大学(UNSW)は2025年1月28日、同大学の研究チームが次世代太陽電池として有望なケステライト太陽電池を使用し、13.2%という過去最高効率を達成したと発表した。 ケステラ…詳細を見る -
時間が過去から未来へだけでなく、逆方向にも進む可能性がある証拠を発見 英サリー大学
英サリー大学の研究チームは、ある種の量子系から理論的には正反対方向に進む2本の「時間の矢」が出現する証拠を発見した。時間は一方向にしか進まないということを私たちは経験的に知っているが、実は逆方向も同様に可能であることに気…詳細を見る -
宇宙の放射線を水で遮蔽する宇宙服の作製技術を開発
ベルギーのゲント大学の研究チームが、宇宙の放射線を水で遮蔽でき、宇宙服や宇宙船などのさまざまな形状に加工できる汎用性のある技術を開発した。同研究成果は2025年2月6日、欧州宇宙機関(ESA)のプレスリリースにて発表され…詳細を見る -
GPSの精度を1000倍に向上させ、誤差をセンチメートル単位に収める光原子時計
米パデュー大学とスウェーデンのチャルマース工科大学の研究チームは2025年2月21日、光原子時計システムを大幅に小型化し、精度を1000倍に高めるGPS(Global Positioning System)の構成技術を発…詳細を見る -
あらためて注目集める「熱化学電池」を使った冷却技術、70%の性能向上に中国チームが成功
中国の華中科技大学を中心とした研究チームは、可逆的な電気化学反応によって冷却効果を生み出す熱化学電池を応用した新たな冷却技術を開発した。この技術は、他の冷却方法に比べてエネルギー消費量がはるかに少ないため、安価で環境に優…詳細を見る