米Semiconductor Industry Association(SIA)は2017年1月3日、2016年11月の世界半導体売上高が2015年1月以来最大となる成長率を記録したと発表した。
11月の世界半導体売上高は、前年同月の289億ドルから7.4%成長し310億ドルに達した。前月の304億ドルと比べると、2%増加したことになる。SIAのCEOであるJohn Neuffer氏によると、11月は中国市場が前年同期比およそ16%の成長を遂げ、世界中の市場の先頭に立っていたという。
John Neuffer氏は、「年末に近づくにつれ、2016年の世界半導体市場は2015年の年間売上高とほぼ同じになりそうだ。しかも、2017年に向けて堅調なスタートを切るには良い状態にある」としている。
地域別の売上高は、中国が前月比+2.7%/前年比+15.8%、欧州が前月比+2.5%/前年比−1.6%、アメリカが前月比+3.3%/前年比+3.2%、日本が前月比+0.4%/前年比+8.2%、アジア太平洋とその他が前月比+0.7%/前年比+4.8%だった。