パワー計測ソリューションを発表―― RFアイソレーション型電流プローブと3チャンネル双方向DC電源 テクトロニクス

テクトロニクスは2024年11月12日、パワー計測ソリューションとして、アイソレーション型電流プローブ「TICPシリーズ IsoVu」および双方向DC電源「EA-PSB 20000 Tripleシリーズ」を発表した。

TICPシリーズ IsoVuは、RFアイソレーション技術を採用したシャント電流プローブだ。同社の発表によると世界初だという。

アイソレーション型電流プローブ「TICPシリーズ IsoVu」

被試験デバイスと測定システム間で完全なガルバニック絶縁を保ち、グランド・ループを排除する。同社発表によると、高電圧用途において、既存のプローブや他のシャント測定技術と比べてより低ノイズで高帯域の電流測定が可能になるという。

コモンモード除去比(CMRR)は140dB(DC)、90dB(1MHz)となっている。ノイズは4.7nV/√Hz未満に抑制した(50Ω入力)。周波数帯域は250MHz、500MHz、1GHzと3種のモデルを用意している。

EA-PSB 20000 Tripleシリーズは、3チャンネルの双方向DC電源だ。複雑なシステムのコンポーネントの高密度および並列テストを可能とする。

双方向DC電源「EA-PSB 20000 Tripleシリーズ」

各チャンネルがそれぞれ最大10kWの電力を供給可能。出力電圧が60〜920V、出力電流が1チャンネル当たり40〜340Aとなっている。

DC電子負荷として、エネルギーリサイクルに向けて最大96%のエネルギーを回収する。通信インタフェースはCAN-FDに対応した。

TICPシリーズ IsoVuの価格は150万円から。EA-PSB 20000 Tripleシリーズの価格は要問い合わせとなっている。

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