IHI、クロムメッキの代替となるプラスチック・クロムコーティングのプロセス技術を開発

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IHIは2017年6月29日、グループ会社のIHI Hauzer Techno Coating B.V.(以下、ハウザー)がクロムメッキの代替となるプラスチック・クロムコーティングのプロセス技術を開発したと発表した。

現在クロムメッキは、産業製品、自動車用インテリアやエクステリア、日用品などに幅広く使用されているが、コーティングプロセスに六価クロムを含む溶媒を使⽤する。六価クロムは健康への影響が指摘されており、特に欧州では環境規制のため使用が禁止される方向にあるため、代替技術の開発が急務とされてきた。

今回開発した技術は、ハウザーが従来から装置開発などで連携をとっていたスペインの化学メーカーであるSIDASA Engineering S.L.から、2016年1月にプラスチック・コーティング技術「Cromatipic」を買収し、プロセス技術を開発・実用化したもの。クロムメッキに比べてコーティング可能なプラスチックの制約が少ないため、自動車の部品となるプラスチック材質の幅が広がる。また、クロムメッキが多層構造なのに対して、シンプルな2層構造なのも特徴だ。プラスチック部品の生産ラインにインラインで装置を組み込めるため、生産性も高い。

同社は、スペイン・バルセロナ近郊に新会社IHI Hauzer Techno Coating Iberica S.L.を設立し、6月30日(金)には、社内にコンピテンスセンターを開所する。コンピテンスセンターには自動化されたCromatipicの加工ラインを設置し、今後は部品コーティングの受託加工も行う予定としている。

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