東京モーターショー2017が開幕ーー自動車産業の枠を超えた取り組みや”電動化”が焦点か

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第45回東京モーターショー2017が、10月27日に開幕する。一般公開は28日から11月5日まで。「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」をテーマとし、自動車産業の枠を超えて異業種からもアイデアや技術を取り入れ、大きく生まれ変わるための取り組みにするとの方針を掲げている。国内メーカー14社15ブランドが出展する。

電気自動車(EV)や自動運転、コネクテッドカーといった技術に注目が集まる今回の東京モーターショー2017、「BEYOND THE MOTOR」という点で注目したいコンセプトカーの1つとして、「more than a machine, a partner」をコンセプトとしたトヨタ自動車のコンセプトカー「TOYOTA Concept-愛i(コンセプト・アイ)」シリーズが挙げられる。

2017 International CESで披露した四輪モデルに加えて、小型モビリティと歩行領域用モビリティを新たに展示。同シリーズは人工知能(AI)を応用したコア技術を搭載し、ドライバーの感情認識や嗜好推定といった「人を理解する」技術と自動運転技術を備える。安全に走行するのはもちろん、ドライバーの気持ちを先回りしてくみ取り「新しいFun to Drive」をもたらすという。

三菱自動車は、コンセプトカー「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」を初出展する。SUVタイプのEVで、車載AIが運転をアシスト。多彩なセンサーで路面環境や交通状況を認知すると同時に、ドライバーの操作から乗り手の意思を推測。「アクセルを踏めば気持ちよく加速し、ブレーキを踏めば不安なく減速。ハンドルを切ればイメージ通りのラインをトレースする」といったように、意のままに運転できるようになるという。

同社はさらに、盛り上がりを見せ始めたスマートスピーカー「Amazon Echo」「Google Home」などと自動車との連携機能も披露する。スマートスピーカーを使った自動車のヘッドライト点灯、車内の温度調節、ドアロックといった操作を体験できる。

製造系エンジニアの関心は”電動化”

fabcross for エンジニアが事前に製造系エンジニアを対象にアンケートを実施したところ、東京モーターショー2017で注目したい技術テーマとして、「電気自動車」(56.5%)、「ハイブリッド自動車」(44.9%)、「自動走行システム(ADUS)」(43.6%)、「先進運転支援システム(ADAS)」(36.5%)などが上位に入った。

「電気自動車」に注目が集まる一因として、ヨーロッパで広まり出した軽油やガソリンを燃料とする自動車を廃止する動きがあるとの指摘がある。

ノルウェーでは2016年6月に、2025年にはディーゼル車とガソリン車の販売を禁止することで主要政党が合意。フランス政府も2017年7月に、2040年までにディーゼル車とガソリン車を全廃すると表明した。イギリスでも同月、ディーゼル車とガソリン車の販売を2040年以降は禁止するとの発表があった。

東京モーターショーにおいても、先に挙げたトヨタと三菱自動車のコンセプトカーは共にEVだ。他にもホンダはスポーツカータイプの「Honda Sports EV Concept」とスモールカータイプの「Honda Urban EV Concept」という2種類のコンセプトカーを用意。

スズキもモーター搭載のコンパクトSUV「e-SURVIVOR」を展示する。

自動車部品メーカーのEV関連の展示としては、ボッシュが開発したトランスミッション・パワーエレクトロニクス・モーターを一体化して車軸を直接駆動させるユニット「eAxle」などがある。ボッシュはプレミアム電動アシスト自転車用ユニット「Bosch eBike Systems」も初展示する。

EVよりも次世代のエネルギーとして、前回の東京モーターショー2015では燃料電池自動車への注目が大いに集まった。トヨタは今回、約1000kmの航続距離が可能だという燃料電池自動車のコンセプトカー「Fine-Comfort Ride」を披露する予定だ。

fabcross for エンジニアでは、プレスデーの本日25日から現地取材。これら主要各社のコンセプトカーや、会場で見つけた興味深い技術などを紹介していく。

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