デンソー、軽自動車用フロントガラス投影式ヘッドアップディスプレイを開発

フロントガラスへの表示イメージ

デンソーは2017年12月27日、運転に必要な情報をフロントガラス越しに表示し、ドライバーに伝えるヘッドアップディスプレイ(HUD)を軽自動車向けに初めて(同社調べ)開発したと発表した。同年12月14日に発売されたスズキの新型「スペーシア」のオプションとして採用されている。

HUDは、搭載性やコスト面での課題から、搭載はこれまで高級車を中心とした一部車種に限られていた。今回開発されたHUDは、フロントガラスに合わせた最適設計により部品点数を削減するなどして、軽自動車の限られたインパネスペースへ搭載できるようにした。

また、衝突警報などの安全装備の作動状況、交差点案内や見落としがちな進入禁止の標識など、運転に必要な情報を「見やすく・わかりやすく・タイムリー」にカラー表示して、視線移動や焦点の調節を減らし、安全運転をサポートする。

表示例

HUDは、ドライバーの視線移動が少なくなるため、安全に貢献できる技術とされ、今後さらに普及が見込まれている。同社では1991年以来、HUDの生産を行ってきた。

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