小型で高効率、ハイパワーのブラシレスDCブロアーモーター「JCモーター」を開発 三菱電機

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JCモーター外観

三菱電機は2018年4月18日、小型で高効率、ハイパワーを実現した高性能ブラシレスDCブロアーモーター「JCモーター」を開発したと発表した。次世代家電製品への搭載により高性能化を進める。

JCモーターの「JC」は「Jet Core(ジェットコア)」の頭文字。小型ながら、業界トップクラス(家庭用コードレスクリーナー用途において。同社調べ)という高効率と、毎分12.5万回転の高速回転によるハイパワーを実現している。

JCモーター分解図

小型化と高効率実現のため、今回新たに、巻線を行う4つの歯(ティース)ごとに分割した独自のY型分割鉄心構造の固定子(ステーター)を採用。狭いスペースでも太い銅線を高密度に巻き込めるようになり、エネルギーの損失(銅損と鉄損)を低減した。

さらに、傾斜誘導翼をブロアー部の動翼に採用。動翼が高速で回転すると、気流が翼面から離れて流れようとする気流剥離が発生してエネルギーの損失につながるが、これを傾斜誘導翼により抑制して空力的エネルギーの損失を低減する。加えて、歪みの少ない正弦波電流の採用による電流の急峻な変化の抑制で、鉄損をさらに低減している。これらにより、同社現行品比で体積を36%低減、効率を30%向上させたという。

またハイパワー化については、モーターの体積を大きくせずに大出力を得るため、回転数に着目し、遠心力を軽減して回転を高速化できる小径回転子(ローター)を採用。ネオジム系プラスチック磁石と動力伝達用回転軸(シャフト)を一体で成形している。さらに、軽量で高強度な炭素繊維材料を採用してローターの強度を向上するなどして、毎分12.5万回転の高速回転を実現した。これにより、同社現行品比でブロアーモーター出力を2.6倍、出力密度(モーター出力÷モーター体積)で4倍に向上させている。

今後同社では、今回開発したモーターを、同社の家電製品の次世代モデルをはじめ、将来の様々な家電製品へ搭載していく。

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