- 2024-4-11
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- Aerocart, Aerolane, FAA(アメリカ連邦航空局), ロップインアップグレード, 後流, 曳航グライダー, 自律飛行, 航空機(主機), 航空輸送, 貨物用グライダー
米Aerolaneは、自律飛行する貨物用グライダー「Aerocart」を開発し、航空輸送の課題に挑んでいる。Aerocartは、動力を持つ航空機(主機)の後流に乗って、曳航されるように「サーフィン」しながら、高い燃費効率で貨物を輸送する。
Aerocartの飛行原理は、第ニ次世界大戦で用いられていた「曳航グライダー」の原理を発展させたものだ。さらには、渡り鳥のV字型の編隊飛行からもヒントを得ている。
曳航式の貨物グライダーは、概念上、どのような飛行機の後方でも飛行できるため、航空機の積載容量を即座に増加させる手段となる。同社はこの利便性を、航空輸送における真の「ドロップイン」アップグレードだと説明する。
燃料消費量は、主機となる機体では増加するものの、複数機を運用する場合に比べて、単位重量あたりの運用コストを65%削減し、環境負荷の低減にも大きく貢献しうる。
同社では、すでにFAA(アメリカ連邦航空局)と連携したテスト飛行が2022年から進行中で、Aerocartの運行開始は2025年の予定だ。また、1機の主機で複数機のAerocartを牽引、あるいは1回の離陸で複数の目的地にサービスを提供する形態も視野に入れている。