中国の水難救助ドローン「TY-3R Flying Lifebuoy」

中国のドローンメーカーDidiok Makingsは、2024年4月16日付けのブログで、水難救助ドローン「TY-3R Flying Lifebuoy(空飛ぶ救命ブイ)」を紹介した。TY-3Rはドローンと救命ブイが融合したかたちで、水難救助の迅速化と精度向上を目指している。

TY-3Rの運用はシンプルだ。720Pの解像度を持つカメラで監視対象の水域をリアルタイムに監視し、溺れている人を特定すると、遠隔操作で素早く現場に急行する。複雑な水辺の環境でも正確に目的地に到達する自動飛行機能を備えている。

救助が必要な人に接近して、操縦者の操作でローターの回転を停止して着水すると、浮き輪部分をつかめるようになる。また、水面で複数回の離着陸ができるため、さまざまな救助体制に対応する。ホバリング(空中静止)しながら後続の救助チームにリアルタイムに映像を提供し、救助船やヘリコプターを誘導することもできる。

一部のモデルは、音声や光による警報装置や無線通信装置を装備する。救助を待つ人と直接会話したり、ガイダンスを流したりできる。

TY-3Rは、インテリジェント性、迅速な対応、長距離の行動範囲などの特徴により、水難救助活動の成功率と安全性の大幅な向上を狙っている。救助システムに欠かせない存在になると同社は説明している。

関連情報

Quick Rescue Equipment Operation Tutorial: Guardian of Life at Critica
Water Rescue Drone TY-3R Flying Lifebuoy

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