電気の力で減塩食品の塩味やうま味を増強する「エレキソルト スプーン」予約販売を開始 キリンホールディングス

キリンホールディングスは2024年5月20日、電気の力で減塩食品の塩味やうま味を増強する食器型デバイス「エレキソルト スプーン」の予約/抽選販売を同日から開始すると発表した。

同製品は、明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の宮下芳明研究室と共同開発したもので、減塩食品の塩味を約1.5倍に増強させる独自の電流波形技術を搭載する。

通常、塩味の基となるナトリウムイオンは口内で分散して存在しているため、塩味として知覚されないものが多数ある。エレキソルトは、食品を介して微弱な電流を舌の周辺に流すことで、分散しているナトリウムイオンを舌の周囲に引き寄せ、塩味が強くなったような錯覚を起こさせるものだ。

同社によると、減塩食を実施している、または実施する意思がある人の多くが「味に対する不満」を抱えている。また、減塩に取り組んでいる人が特に濃い味で食べたいものとして挙げているのはラーメンや味噌汁だ。同社はこれまでお箸やお椀などの食器を含めて開発してきたが、汁物などへのニーズの高さを考慮して、まずスプーンを開発/販売した。

予約販売は同社公式オンラインショップで受付。初回は200台限定となり、申込み多数の場合は抽選となる。価格は1万9800円(税込)で、2024年6月中旬から発送を開始する予定だ。同年6月からはハンズの一部店舗でも数量限定販売を実施する予定だ。

関連情報

電気の力で減塩食品の塩味やうま味を増強する「エレキソルト スプーン」5月20日(月)より公式オンラインストアにて数量限定で販売を開始 | 2024年 | キリンホールディングス

電流で減塩食品の塩味を約1.5倍に増強するスプーンとお椀を開発 明治大学、キリン

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