日本TI、学生や現役の技師向け電源設計トレーニング・ツール「TI-PMLKシリーズ」を発表

A hands-on training tool, the TI Power Management Lab Kit equips current and future engineers with real-world power expertise. (PRNewsFoto/Texas Instruments)

日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2016年6月23日、現役や将来の電源技術者が現実世界の電源設計を学ぶのに役立つトレーニング・ツール「TI Power Management Lab Kit(TI-PMLK)シリーズ」を発表した。

TI-PMLKは、システム・レベルの理論を含む電源管理の学習に適したラボ・キット製品シリーズ。主に電源技術者を目指す学生に向けて、電源設計の実践的な学習環境を提供する。

各ラボ・キットには、評価ボードをはじめ、主要な電源コンバータのトポロジ、理論、ケース・スタディのほか、一連の独自の実験などを含む実験ラボ・ブックが付属している。そのため、利用者は実際のアプリケーションに必要な電源について迅速に理解を深められる。

TI-PMLKシリーズは、降圧型、リニア・レギュレータ(LDO)、昇圧型など、業界で主要な電源ソリューションも含んでいる。降圧-昇圧型については、今後追加する予定だ。

TI Education Technologyの社長であるピーター・バリータ博士はTI-PMLKの魅力について、「サーモスタットから自動車まで、長年にわたって使用してきた製品をはじめ、周囲にあるあらゆるものは、よりスマートとなると共に、より低消費電力が必要となってきています。業界では、高効率の電源システムを理解し、設計できる設計者を必要としています。『TI-PMLK』は学習機会を手軽に提供し、学士課程の技術コースで学習した電源理論をより確実なものにするとともに、電源設計の学習成果を現実の製品に結実させます」と語っている。

TI-PMLKが備える各種のボードと実験は、電子技術コースで学習した基礎的な理論の強化に使用できるほか、現役の電源技術者のトレーニングにも役立つとしている。

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