自家消費用途に特化した25kWの太陽光発電用パワーコンディショナを販売 安川電機

安川電機は2023年1月11日、産業用低圧/高圧向け自家消費特化型の太陽光発電用パワーコンディショナ「Enewell-SOL P3A 25kW」(三相200V級)の販売を2023年3月1日より日本市場にて開始すると発表した。これまでの10kWに加え、200V級では最大級の出力となる25kWの新製品として展開する。オープン価格。

Enewell-SOL P3Aは、逆潮流を防止するために必要な自家消費の機能を内蔵。25kWの出力により、特に中規模自家消費型太陽光発電システムで優位性を発揮する。また、グリッドコード新要件に対応。自家消費機能や自立運転機能を搭載した「多機能品」と、必要な機能を絞って搭載した「標準品」をラインアップする。

200V級かつ既存の受電設備(変圧器)に接続できる配線方式を採用し、自家消費に必要な独自の制御機能をパワーコンディショナに内蔵。多機能品と標準品でフレキシブルなシステムを構築しており、最小限の設備投資で最大限発電電力を活用でき、太陽光発電設備のトータルコストを削減し、スリム化している。

標準で、壁掛け設置と重塩害に対応。密閉構造を採用しており、静音性が従来製品に比べて優れている。設置環境による制限を受けづらいため、最小限の施工費用で設置できる。直流接続にはコネクタを採用。誤った配線の防止に加え、施工性にも優れている。

Enewell-SOL P3A 配線接続部(底面)

自然空冷方式の密閉構造を採用しており、外部ファンがなく、ファンの定期的なメンテナンスや交換が不要となっている。密閉構造による環境ロバスト性に優れ、保守費用を低減する。また、専用の通信用デバイスとなるゲートウェイ(Enewell Gateway)とクラウド(EneLeaf Cloud)で連携できる環境を新たに用意。パワーコンディショナの遠隔操作やモニタリングが、スマートデバイスからできるため、初期設定や試運転調整、運転、保守を効率化する。

YASKAWAコンタクトセンタでは、24時間受付、日本全域サービスネットワークに対応。万一の故障の際には、原因究明と設備の早期復旧にあたる。パワーコンディショナとオプションのゲートウェイとクラウドを併せた採用により、早急に適切なサービスを提供する。

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