ホンダ、ロードスポーツバイク「CBR650R」を発表――高回転域の出力向上、エンジントルクを最適化する新機構などを搭載

ホンダは2019年1月21日、水冷、4ストローク、DOHC、直列4気筒、648ccエンジンを搭載し、安心感のある走りに寄与するセレクタブルトルクコントロールなどの新機構をパワーユニットに搭載したロードスポーツモデルバイク「CBR650R」を発売すると発表した。

CBR650Rは、従来モデルの「CBR650F」をベースに開発。「エキサイティングな走りの堪能 直4 Middle CBR R」を開発キーワードとして、車体や足回り、パワーユニットの各部を改良し、スタイリングを一新した。

パワーユニットは、ピーク回転にかけて谷のない回転上昇感を感じることができるような出力特性に変更し、扱いやすさの向上と高回転域の出力向上を図った。また、ピストン形状を変更することで燃焼室形状の最適化を行い、さらにイリジウムプラグを採用して混合気をより効率良く燃焼させている。

新設計のエアクリーナーには、走行時の風圧によって高速域でのエアクリーナーボックス内の気圧を高め、燃焼室への吸気充填効率を向上させることができる、専用ツインラムエアダクトを採用。高速域での鋭いエンジンの吹け上がり感を実現した。

また、新たに採用した「アシストスリッパークラッチ」により、アシスト機構によるクラッチレバーの操作荷重軽減と、スリッパー機構によるシフトダウンに伴う急激なエンジンブレーキ時の後輪ホッピングの軽減が可能となった。

さらに、前後の車輪速度差から算出した値に基づいて燃料噴射量を調整し、エンジントルクを最適化してリアタイヤを制御することで後輪スリップを緩和する「Honda セレクタブル トルク コントロール」も新たに搭載した。

その他、フレームのピボットプレート部を、プレス成形品を組み合わせたボックス構造に変更することで、軽量化と高剛性化を両立。サスペンションは新たにフロントフォークを倒立式とし、リアサスペンションとスイングアームとの締結部にピロボールを採用するなどしてハンドリングの向上や路面追従性を高めた。

価格は、「マットバリスティックブラックメタリック」カラーが103万6800円、「グランプリレッド」カラーが106万9200円(いずれも税込)。2019年3月15日、Honda Dreamから発売する。

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