- 2022-10-3
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- BRILLO, Twitter API, YouTube, フェデリコ2世・ナポリ大学, ロボットアーム, ロボットバーテンダー, 生体認証キー
イタリアのフェデリコ2世・ナポリ大学の研究チームが、顧客と対話しながら飲み物を提供する、ロボットバーテンダー「BRILLO」を開発した。研究内容の詳細は、YouTubeで紹介されている。
BRILLOは、人の上半身の形をしたロボットで、アニメーションで表情を作り出す頭部やカメラとマイク、スピーカーなどを装備した胸部、飲み物を作る2本のロボットアームから構成されている。
BRILLOは、カメラで認識した顧客の顔から生体認証キーを生成して登録されたデータベースから顧客を識別し、過去の注文データや会話内容から次の行動を準備する。また、カメラで顧客の姿勢や動きを観察し、会話の要否、内容などを選択する。例えば、顧客がBRILLOに背を向けているか、正面を向けているかを識別して会話の開始や継続を判断する。会話内容の選定には、Twitter APIを活用し、顧客が好きそうなニュースカテゴリーから話題を提供することも可能だという。
同研究では、サービスロボットをパーソナライズするために、各顧客の違いを識別し、高度なメカニズムを開発し、顧客の気分、行動、購買傾向、対話の好みなどに基づいて、ロボットが多様に対応する複数の方法論を紹介している。