成層圏通信プラットフォーム向けのアキシャルフラックス型モータを開発 ソフトバンクとニデック

ソフトバンクは2023年6月27日、ニデックと共同で、成層圏通信プラットフォーム(HAPS)向けに、軽量、高効率、高信頼性のアキシャルフラックス型のモータを発表した。ソフトバンクの子会社のHAPSモバイルが開発したHAPS向け無人航空機「Sunglider(サングライダー)」の要求仕様にも適合している。

開発したモータは、HAPS向け無人航空機が長時間飛行をソーラー発電のみでできるようにする、軽量、高効率、高信頼性を有するとともに、成層圏の低圧環境でも安定した性能を発揮する高い放熱性を有する。

ニデックの磁気回路設計技術を生かしているほか、磁石の最適な配置による磁界強度の最大化、磁石をローターに密閉する特殊設計によるモータの信頼性向上、性能を向上させる独自のモータの組み立て方法などを採用。軽量ながら、トルク密度12.5N・m/kgを達成している。

ソフトバンクとHAPSモバイルは引き続き、HAPSの商用化実現に向けたさまざまな要素技術を開発していく。

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ソフトバンクとニデックがHAPS向け軽量・高効率・高信頼性のモータを共同開発 | 企業・IR | ソフトバンク

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