- 2024-5-8
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- Bradley Buick, Eglin空軍基地, F35戦闘機, Kratos Defense & Security Solutions, PAACK-P(Penetrating Affordable Autonomous Collaborative Killer – Portfolio), XQ-58A Valkyrie, 協調飛行, 無人航空機システム, 統合電子攻撃
Valkyrie in Flight with Crewed 5th Gen Fighters
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無人航空機システムを開発する米Kratos Defense & Security Solutionsは2024年4月2日、開発中の無人機「XQ-58A Valkyrie」が2機のF35戦闘機との協調飛行に成功したと発表した。飛行試験はフロリダ州エグリン空軍基地で行われ、XQ-58AはF35とともに統合電子攻撃の能力も示した。
Kratosの発表によると、XQ-58Aは複数のターゲットを自律的に検出、識別し、位置を特定した。さらに、ターゲットの航跡情報を味方機と共有し、複数のターゲットに対して統合電子攻撃を成功させた。
今回の飛行試験は同基地に所属する第96試験航空団の第40飛行試験隊が実行し、これにより、米海兵隊の実験プログラムPAACK-P(Penetrating Affordable Autonomous Collaborative Killer – Portfolio)は第1フェーズを終えた。この実証実験は同プログラムにおける重要なマイルストーンであり、2023年12月4日に技術開発と飛行試験のための予算2290万ドル(約35億3800万円)が追加された第2フェーズの契約に続いて実施された。
米海兵隊のBradley Buick中佐はXQ-58A開発の意義について「有人機の殺傷能力と生残性を向上させる」と強調した。