開発期間を1年未満に短縮――Northrop Grumman、新型固体ロケットモーターの燃焼試験に成功

Photo Credit: Northrop Grumman

Northrop Grummanは2023年12月8日、SMART Demo(Solid Motor Annual Rocket Technology Demonstrator)の一環として、1年未満で開発した新型固体ロケットモーターのフルスケール燃焼試験に成功したと発表した。

今回の試験で、いくつかの革新的な技術、および納期を75%短縮する代替材料やプロセスが実証された。例として、固体ロケットモーターのノズル構造コンポーネントといった、長納期品の3Dプリント技術による製造や、低温で作動可能な費用対効果の高い固体ロケットモーター推進剤。また、調達に課題のある長納期材料を補完、または置き換え可能な代替サプライヤーや新材料などが挙げられる。

SMART Demoは毎年実施される予定で、開発時間とコストを削減し、モーター性能を改善するための新しい固体ロケットモーター技術や材料、プロセスの効果的な導入を披露する。その取り組みには、新しい固体ロケットモーターと関連ツールの設計、開発、構築および試験が含まれる。

また同社は、はじめて5つの新しいモーターを同時に開発中だ。2030年までにモーター生産数の大幅な拡大と増加が予想されており、新規および既存のプログラムを支えるために11棟の新しい建物を建設し、さらに16棟を改修している。

関連情報

Northrop Grumman Successfully Tests a New Solid Rocket Motor Developed in Less Than a Year

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