英GKN Drivelineは「上海モーターショー2017」において2017年4月18日、モーター、インバーター、減速ギアボックス「eAxle」などの電気自動車用部品をパッケージ化したシステム「eDrive」を披露した。
eDriveを採用すれば、それぞれの部品を個別に組み込むより、サイズを約15%縮小し、重量を約10%削減できるという。さらに設計を最適化したことで、騒音や振動を抑える効果も期待できる。eDriveを導入することで、電気自動車を製造する際のユニット単価を減らし、設計や組み立ても簡素化できるとうたっている。
GKNは2002年からeDriveの開発に着手。欧州と日本の製造拠点で、40万台近くのユニットを生産してきた。中国では合弁会社「Shanghai GKN HUAYU Driveline Systems(SDS)」を設立。同社が生産するeDriveのユニット数は、特に小型電気自動車の市場において需要が急増し、2025年までに年間100万台を超えると見込んでいる。