シリコンラボラトリーズ、IoT機器の設計期間を短縮できる開発キットを発表

シリコンラボラトリーズは2016年7月26日、BLE機能やARM Cortex-M4プロセッサ、各種センサなどを備えたIoT機器プロトタイプ作成用のプラットフォーム「Thunderboard React」を発表した。Thunderboard Reactは、オープンソースの設計ファイル、AndroidやiOS用モバイルアプリもすでに備えている。

Thunderboard Reactでは、バッテリ駆動のセンサーノードをクラウドデータベースに接続するためのセンサ検知や各種の処理、無線コンポーネントが用意されているため、IoT製品の設計を簡略化することができる。また、ボードに組み込まれたセンサが動きや光、環境条件等を測定し、測定されたリアルタイムのデータがクラウドに送信される。さらにモバイルアプリによりさまざまなデータをスマートフォンやタブレット上に表示することができる他、アプリを使ったボードの制御も可能だ。

Thunderboard Reactを使うことでヘルスケアやフィットネス用ウェアラブル端末、ホームオートメーションやインダストリーオートメーション、また車載デバイスやアセットトラッキングなどのアプリケーション開発が簡略化され、製品の市場投入までの期間が短縮されるという。

キット内容は、「グローバル認証済みBLEモジュール(BGM111)」「相対温湿度センサ(Si7021)」「UV指数および環境光センサ(Si1133)」「6軸ジャイロセンサと加速度センサ」「ホール素子位置センサ」「オープンソース設計ファイル」「AndroidおよびiOS用モバイルアプリ」となっている。

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