米Particula、本物のチェス盤を使ったロボットチェス「GoChess」を開発

アメリカのスマートトイ開発のスタートアップParticulaが、本物のチェス盤を使ったロボットチェス「GoChess」の開発に向け、クラウドファンディングサイトのKickstarterでキャンペーンを実施している。

GoChessは、チェス盤の下にロボット機構を隠しており、駒を自動的に動かせる。オンラインまたはAIの対戦相手による動きを反映するほか、ゲーム開始時やパズルのセットアップ、過去のゲーム状態の復元も可能だ。

マス目にはLEDライトが搭載され、ボード上で駒を操作すると次の手を照らす機能もある。AIがゲーム状況を分析し、色分けされたコーチングライトで最良の手や最悪の手、または可能な手をリアルタイムで提案する。

また、シンプルな音声コマンドで、プレイヤーはボードに触れることなく駒を動かせる。障がいのあるプレイヤー、ハンズフリー操作を好むプレイヤー、および目隠しでのチェスに挑戦するプレイヤーにとって使い勝手が良い。

GoChessには、ロボットボード(GoChess)と非ロボットボード(GoChess Lite)の2つのバージョンがあり、GoChessロボットボードには2つのオプションがある。1つ目は一度に1つの駒のみを移動できるGoCHess 1XR。2つ目はGoChess 4XRで、4つの駒を同時に移動できるフルバージョンだ。複数の駒を同時に移動することで、ゲームやパズルのセットアップなどの高速化が可能だ。

価格はGoChess Liteが199ドル(約2万8000円)~、GoCHess 1XRは269ドル(約3万8000円)~、GoChess 4XRは359ドル(約5万円)~となっている。

今後のスケジュールは、2023年7月にKickstarterのキャンペーン終了後、DFM(製造性考慮設計)を経て大量生産をオーダー。2024年2月にサンプルを製造して最終調整し、同年5月にはクラウドファンディングの支援者にGoChessを発送する見込みだ。

関連情報

GoChess: The Most Powerful Chess Board Ever Invented by GoCube — Kickstarter

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