- 2016-5-23
- ニュース
- IoT, クラウドコンピューティング, ビッグデータ, ヘイズ・ジャパン
外資系人材紹介会社のヘイズ・ジャパンは2016年5月19日、日本国内における4~6月の採用動向についてまとめたレポートを発表した。同レポートでは、高いスキルを持つITプロフェッショナルの需要が今後も継続し、IT業界は引き続き売り手市場になると予測している。
日本国内では各企業が、ITテクノロジーを活用したビジネスの拡大を進めている。ヘイズ・ジャパンによると、大手企業IT部門の新年度採用予算が出揃い、該当するスキルを持つプロフェッショナルに転職のチャンスが生まれているという。
ヘイズ・ジャパンのマネージング・ディレクターであるマーク・ブラジ氏は、「今後さらなる成長を追求していく上でビジネスのデジタル化が不可欠であることを企業が認識し始めていることから、IT分野の採用活動は一層活発化しており、予算枠を拡大したり、新たなポジションを設けてスキルを持つプロフェッショナルの求人を行ったりする企業も増加しています。」とコメント。また、 「有能なITマネージャーやエンジニアの不足は今期も続くと見られており、企業側が求める特定のスキルを持つ候補者にとっては大いに追い風となります。」と述べている。
なお、クラウドコンピューティング、IoT、ビッグデータ分野でのスキル不足が、需要拡大に拍車をかけるという。デジタルテクノロジーが人々の購買行動に大きな影響を及ぼし始め、企業はクラウドコンピューティングやビッグデータを活用するメリットを実感し始めている。また、サプライチェーン業務の効率化を図る上で、IoTプロフェッショナルの需要が拡大している。