ホンダ子会社、小型ビジネスジェット機の最新型「HondaJet Elite」を公開

HondaJet Elite

ホンダは2018年5月28日、同社航空機事業子会社の米ホンダエアクラフトカンパニーが、小型ビジネスジェット機の最新型「HondaJet Elite」を公開したことを発表した。

HondaJet Eliteは、従来モデル「HondaJet」から、主翼上面エンジン配置形態や、自然層流翼型、自然層流ノーズ、一体成型複合材胴体などの独自開発技術を継承した上に、さらに新しい技術や装備を搭載した。これにより、従来モデルよりも航続距離を約17%(+396km)延長し、さらに高周波エンジンノイズの低減によって客室内の静粛性を向上させた。

また、アビオニクスシステムの性能が向上したことで、離着陸時や飛行時の安定性や安全性も強化された。燃費効率も、同等サイズの双発ビジネスジェット機と比べて優れているという。

航続距離は1,437ノーティカルマイル(約2661km)でクラス最長。すべての飛行フェーズにおいて速度や巡航高度、燃料消費率などを最適化する飛行計画を自動作成する飛行マネジメント機能と、離着陸時に気温や標高、機体重量などに基づいた必要滑走路長やVスピード、適正な上昇、進入角度などを自動計算する離着陸マネジメント機能を持つ。

その他にも、ノイズ低減エンジンインレットや、運用限界を超える飛行を防ぐ機体安定性、安全性強化機能、ゴーアラウンド時のパイロット負荷を軽減する自動操縦機能などを搭載している。

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