仕事で使うオンラインストレージ、一番人気は「OneDrive」(エンジニア11.0%)と判明【ビジネスツール調査:オンラインストレージ編】

ポイント

  • 「Google Drive」「Dropbox」「iCloud Drive」「OneDrive」が認知率30%前後で僅差
  • 製造・IT系エンジニアはビジネスに「OneDrive」(11.0%)を活用
  • OneDriveは「オフィスと簡単に連携できるのは非常に便利」、Dropboxは「スマホ画像がすぐに転送されて資料作成に効率的」
  • オンラインストレージの利用満足度、「Amazon Drive」「Google Drive」「Dropbox」が上位に

調査概要

エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」は、25~59歳の会社員400人(一般200人、製造・IT系エンジニア200人)を対象に、「ビジネスツール」に関するアンケート調査を行いました。

SNS、チャット/コラボツール、オンラインストレージ、タスク管理といったビジネスツールの認知率・利用率を調べたレポートをご紹介する今回の調査、第2回を迎えた本記事ではオンラインストレージの認知率・利用率を取り上げます。

ビジネスに使う文書・写真などのファイルを共有する目的で、オンラインストレージを活用する人が増えてきています。スマートフォンやタブレットなどとも連携しやすい「Google Drive」や「iCloud Drive」、Office製品と連携しやすい「OneDrive」など、さまざまなオンラインストレージが登場してきていますが、最も人気のあるオンラインストレージはどれでしょうか。

会社員400人(一般200人、製造・IT系エンジニア200人)に、ビジネスで利用しているオンラインストレージを聞いてみました。

調査結果サマリー

「Google Drive」「Dropbox」「iCloud Drive」「OneDrive」が認知率30%前後で僅差

・主なオンラインストレージの認知率は、「Google Drive」(32.0%)、「Dropbox」(30.8%)、「iCloud Drive」(29.5%)、「OneDrive」(29.0%)。上位4つが僅差で並んだ。

・職業別(一般と製造・IT系エンジニア)に集計したところ、いずれのオンラインストレージについても、製造系エンジニア・IT系エンジニアの方が認知率は高く、一般の職種に対して2倍以上の開きがあった。

製造・IT系エンジニアはビジネスに「OneDrive」(11.0%)を活用

・オンラインストレージのビジネス利用率については、次のグラフのとおり。MicrosoftのOffice製品と連携する「OneDrive」(8.0%)が最も多く使われていた。

・職業別の利用率を見ると、一般の職種では「Google Drive」「Dropbox」「iCloud Drive」「OneDrive」の利用率に大きな差はなかったものの、製造・IT系エンジニアの間では「OneDrive」(11.0%)や「Google Drive」(7.5%)がよく利用されていることが分かった。

・今回調査したオンラインストレージ6つのうち、いずれか1つ以上を利用している割合は16.3%だった。
・年収や残業時間とオンラインストレージの利用率をクロス集計してみた。高年収(600万円以上)のグループでは、「OneDrive」は15.1%、「Box」は10.5%と、オンラインストレージの利用率が高くなっていた。

OneDriveは「オフィスと簡単に連携できるのは非常に便利」、Dropboxは「スマホ画像がすぐに転送されて資料作成に効率的」

・ビジネスでオンラインストレージを利用する場合、どのように活用しているのだろうか。それぞれのオンラインストレージを利用している人に利用方法を質問したところ、次のような活用例が集まった。

【Google Drive】
・職場で文書を保存し、家で確認する[製造系エンジニア(機械系)/50代男性]
・PCファイルのバックアップ[営業職/50代男性]

【Dropbox】
・仕事に使うファイルを保存して、仕事場以外でもいつでも閲覧できるようにしています[生産技術・製造技術・品質管理関連職/40代男性]
・スマホで撮影した画像がすぐに転送されるため、資料作成に効率的である[IT系エンジニア/30代男性]
・データの共有など、効率的に作業を捌けていると思う[営業職/20代男性]
・複数の人とファイルの受け渡しをするときに使用する[生産技術・製造技術・品質管理関連職/50代男性]

【iCloud Drive】
・共有しやすい[製造系エンジニア(電気・電子系)/20代女性]

【OneDrive】
・Microsoftオフィスと簡単に連携できるのは非常に便利だし、取引先での急な問い合わせ等の場面でも外出先から共有ドキュメントの資料を見てもらうといったことが容易なので助かっている[IT系エンジニア/50代男性]
・複数拠点や自宅からの業務ファイルの共有に利用している。社内サーバ上のファイル共有はアクセス権設定やセキュリティの確保に工数がかかるので、守秘性がそれほど高くないファイルはワンドライブが手軽でいい[総務・人事・経理職/50代女性]
・どこでも、汎用的に使えて、非常に便利である[総務・人事・経理職/50代男性]

【BOX】
・プロジェクトの情報共有には有効[IT系エンジニア/40代男性]

オンラインストレージの利用満足度、「Amazon Drive」「Google Drive」「Dropbox」が上位に

・オンラインストレージの利用満足度を集計してみた結果、利用者数は少数ではあるものの「Amazon Drive」が平均4.38点でトップとなった。続いて、「Google Drive」(3.77点)、「Dropbox」(3.75点)の満足度が高くなっていた。


【調査概要】
調査方法:ネットリサーチ
期間:2018年6月14日~20日
対象:会社員400名(一般200名、製造・IT系エンジニア200名)


–メディア関係の皆様へ—
本調査データは、ぜひ記事などでご自由にご活用ください。
記事での紹介・引用時には、エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」調べ、など、調査元を明記ください。
Webサイトでご紹介いただく際は、本記事のURLにリンクを貼っていただけると幸いです。

 

仕事で使うオンラインストレージ、一番人気は「OneDrive」(エンジニア11.0%)と判明【ビジネスツール調査:オンラインストレージ編】

グラフデータは当ページからダウンロードいただくか、より高画質のデータをご希望でしたら、お問い合わせページよりご連絡ください。
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