メルセデス・ベンツ日本、新開発の1.4L直列4気筒直噴ターボエンジンを採用した新型「Aクラス」を発表

メルセデス・ベンツ日本は2018年10月18日、新型「Aクラス」を発表し、同日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて注文受付を開始すると発表した。納車は2018年12月以降を予定しているという。

新型Aクラスのラインアップは「A 180」と装備を充実させた「A 180 Style」で、ともにオールアルミニウムの新開発1.4L直列4気筒直噴ターボエンジン「M282」を搭載している。先代の1.6Lエンジンと比較して、出力は14PS増強した。電子制御のターボチャージャーにより、低負荷域においても最適な過給圧を設定できる。

また、通常のシリンダーヘッドに比べて装着時の高さがある一方、幅や重さを縮小した「デルタシリンダーヘッド」を採用。エンジンの小型軽量化を図るとともに、「NANOSLIDEコーティング」採用のシリンダーが静粛性と燃費経済性を実現した。さらにF1マシン用に開発された7G-DCT(7速デュアルクラッチトランスミッション)により、素早くスムーズな変速が可能となっている。

フロントサスペンションは、これまでのAクラス同様にマクファーソン式で、リアサスペンションにはトーションビーム式を採用した。路面をしっかりと捉え、さまざまな道で思いのままのハンドリングと、長距離走行でも疲労の少ない快適性を追求した。

新型Aクラスは、メルセデス・ベンツとして初めて新設の車両安全技術センター(TFS)で開発されたモデルで、車両構造の設計には実際の事故調査で得られた知見が生かされている。ボディシェルの重量は先代モデル並みを維持しつつ、負荷やストレスを考慮してコンポーネントを開発した。さらに、全体的な構造剛性の強化に加え、全てのシートに3点式シートベルトと、前席と後席左右にベルトフォースリミッター付きシートベルトテンショナーを備えた。

その他、新しいマルチメディアシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」や部分自動運転を実現する安全運転支援システムを採用するなど、これまでSクラスやEクラスなど上級モデルに搭載されていた多くの機能を取り入れている。

価格はA 180が322万円、A 180 Styleが362万円だ(いずれも税込)。

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