民間宇宙開発企業Blue Origin、月着陸機「Blue Moon」を披露

Amazon.comのジェフ・ベゾス氏がCEOを務める宇宙開発企業「Blue Origin」は、開発中の月着陸機「Blue Moon」の詳細について、プレスカンファレンスで発表した。同カンファレンスではその模型も披露している。

Blue Moonは、数トンのペイロードを月面に輸送することができる月着陸船である。輸送量は機体の設定によって変わるが、今回発表された機体では3.6トンを搭載できるとし、有人飛行ミッションを前提に最大6.5トンを搭載できる機体を開発中だ。

エンジンには、新開発の「BE-7」を搭載する予定。最大推力40 kN(10000 lbf)のBE-7は、大きなペイロードを運ぶ月ロケット用に設計されている。液体酸素と液体水素を組み合わせた高効率の推進剤を使い、2019年夏に、初の噴射実験を行う予定だ。同社によると、BE-7は宇宙ロケットや着陸船用のエンジンとして、他企業への販売も予定している。

トランプ政権は、「2024年までに有人月面着陸を再度成功させる」というアルテミス計画を打ち出している。それについてベゾス氏は、Blue Moonプロジェクトでその目標を実現することができるとの見解を示している。

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