【エンジニア意識調査】現役エンジニアの81.2%が「定年後も働きたい」。必要なのは「資格」「体力」「コミュニケーション能力」

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ポイント

  • 現役世代の8割が「定年後も働きたい」
  • 「定年後も今の組織で求められる人材だと思っている」現役エンジニアの41.2%
  • 定年後も組織に求められると考えられるのは「専門的なスキルがある」「資格がある」人材
  • 定年後に働くために必要なのは「資格」、「体力」、「コミュニケーション能力」

調査概要

エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」は、30~64歳の現役世代社会人1000人を対象に、「定年後の就労」に関するアンケート調査を行いました。

2013年に「高年齢者雇用安定法」が改正され、それまで60歳だった定年退職の年齢が本人の希望により65歳まで延長されました。また、今後は70歳まで延長、または定年退職自体が廃止されるといった可能性もあるようです。現在働いている現役世代に、定年後も働きたいかどうか聞いてみました。

調査結果サマリー

現役世代の8割が「定年後も働きたい」

・30~64歳の現役会社員に定年後の就労について聞いた。「働きたい」と回答した30~64歳の現役「エンジニア」は81.2%、「非エンジニア」は79.6%だった。エンジニア、非エンジニア共に8割前後が定年後の就労を希望している。

・定年後に「働きたい」と回答した804人に職種や職場に対する希望を聞いたところ、「エンジニア」では「現在の勤務先」(43.8%)、「非エンジニア」では「自宅から通いやすい職場」(41.7%)が最も多かった。
・「自分の能力・経験が生かせる仕事」(エンジニア:31.5%、非エンジニア:27.1%)、「それまでの職場と同じ業種・職種」(エンジニア:18.0%、非エンジニア:15.8%)などの項目でエンジニアの方が高い結果となっていることから、エンジニアは定年後の就労先について業務内容を重視する傾向にあることが分かる。
・「報酬が今と変わらないまたはそれ以上の仕事」(エンジニア:11.8%、非エンジニア:15.3%)、「勤務日数について融通してくれる職場」(エンジニア:17.0%、非エンジニア:22.1%)など、非エンジニアは就業条件を重視する傾向にあると言える。

「定年後も今の組織で求められる人材だと思っている」現役エンジニアの41.2%

・定年後も今の組織で求められる人材であると考えているかどうかについて、「エンジニア」の41.2%、「非エンジニア」の42.2%が「そう思う」と回答した。

定年後も組織に求められると考えられるのは「専門的なスキルがある」「資格がある」人材

・「定年後も今の組織で求められる人材だと思っている」と回答した人にその理由を聞いた。エンジニア、非エンジニアともに「専門的なスキルがある」「資格がある」といった回答が多く見られた。

【エンジニア】
・設備保全のノウハウ、資格の取得指導の実績(32歳・男性)
・ある程度の経験年数と知識が必要な仕事のため、簡単に代わりを探すことは難しいと思うので(35歳・男性)
・会社独自の技術的な知識があるから(37歳・女性)
・IT系なので必要とされると思う(39歳・男性)
・自社に欠かせない技術力をもっている(39歳・女性)
・特殊技術をもっているが、それを受け継ぐ人材を育てられなかったため技術保有者がかなり少数(44歳・男性)
・取引先から必要とされているから(45歳・男性)
・少人数の会社なので一人一人の存在意義が大きい(46歳・女性)
・他の人にないスキルを持っているため(46歳・女性)
・既にオファーを受けている(49歳・男性)
・専門スキルに加え業務スキルもあり、複数プロジェクトの品質監査を並行して実施できるので(52歳・男性)
・リーダーをしているので(52歳・女性)
・技術が人並外れて勝れている(56歳・女性)
・貴金属関係の職人技を持っているので(58歳・男性)
・専門的なスキルと豊富な経験とマネジメント能力を有しているので(59歳・男性)
・今の工場で唯一の資格を持って一人で勤務しているから(60歳・男性)
・問題解決の能力がある(60歳・女性)
・酸いも甘いも噛み分けた、いぶし銀の味(61歳・男性)
・自分の仕事を引き継ぐ人材がまだ育たない(64歳・男性)
・60歳の定年後も働いていて70歳まで来てくださいと言われているので(64歳・女性)

【非エンジニア】
・現在の体制ではそもそも母数が少なく、代わりが簡単にきかないから(30歳・男性)
・専門的なスキルを持っているため(33歳・男性)
・看護師という資格があるので(33歳・女性)
・専門的なスキルがあり、意欲的に行動するため(34歳・女性)
・専門的な国家資格を持っているため(40歳・男性)
・職場に定年した後も働いている人がいてロールモデルとなっている(44歳・女性)
・特殊な免許なので(46歳・男性)
・介護施設で調理を任されていて、新しいメニューをどんどん取り入れたり、節約しておやつも手作りしたり、出来る限りの事はしているので必要とされていると思う(47歳・女性)
・得意先に絶大な評価を受けているから(48歳・男性)
・長く働く人がそのまま働ける会社だから(48歳・女性)
・マネジメント業務ができる(51歳・女性)
・人手不足のため、職場が働きつづけて欲しいと思っている(52歳・女性)
・医療機関に在籍しています。担当している患者様が多くいらっしゃるので、可能な限り、続けて欲しいと言われています(52歳・女性)
・人事管理、労務管理の知識があるので(55歳・男性)
・コミュニケーションを通して円滑にチームでの作業を指示できる(57歳・女性)
・教員免許を持っているから(59歳・女性)
・今まで蓄積したスキルを活かして指導できるから(60歳・男性)
・現在の業務を担当しているのが自分だけであるため(61歳・男性)
・経理業務担当は自分一人なので(61歳・女性)
・会社にとって、コスパの良い人材だと自負しているから(62歳・女性)

定年後に働くために必要なのは「資格」、「体力」、「コミュニケーション能力」

・定年後に働き続けるために必要なスキルは何だと思うかという設問に対しては、「専門的な資格」「体力」「コミュニケーション能力」などの回答が多く見られた。

【エンジニア】
・折衝能力(32歳・男性)
・業務経験年数、勤勉であること (34歳・女性)
・若い方に対する意地やプライドを捨て極力フラットに接することだと思います(35歳・男性)
・その分野の第一人者であること(豊富な経験と専門知識)(36歳・男性)
・経験によるアドバイスなどができる(38歳・女性)
・コミュニケーション能力と集中力(40歳・女性)
・会社の業務経験年数。単純に労働力不足からの消去法と考えている(43歳・男性)
・人間的に大人であること、尊敬される実績と技術があること(44歳・男性)
・スキル云々ではなく、先ずは健康な体(46歳・男性)
・難易度の高い資格(46歳・男性)
・特殊な免許、教員免許、医師免許(47歳・女性)
・仲間とうまくやっていける事(52歳・女性)
・専門的な需要のある技術(53歳・女性)
・環境変化に対応できる意識の変革(55歳・男性)
・コミュニケーション能力のみではなく、一つの実務に精通していること(56歳・男性)
・動体視力と体力(56歳・女性)
・顧客とのコミュニケーション能力、先見性、論理的な思考力(57歳・男性)
・他よりも抜きんでた知識と経験(60歳・男性)
・他人には簡単に代われないスキル(60歳・男性)
・国家資格、コミュニケーション能力(61歳・男性)
・仕事を行う上での知識、過去の経験にこだわらない柔軟性、意欲(63歳・男性)
・先を読んで行動できること(64歳・女性)

【非エンジニア】
・行動力(30歳・女性)
・まずは体力、時代に遅れないようにする事(31歳・男性)
・管理職としての能力(32歳・男性)
・身体を使わない専門的な資格(32歳・男性)
・コミュニケーション能力、生かせる経験、臨機応変な対応(32歳・女性)
・人間関係、コミュニケーション能力(33歳・女性)
・専門的または特殊な資格(38歳・男性)
・社会の動向にあった知識と対応能力(38歳・女性)
・人脈やコミュニケーション能力だと思います(45歳・男性)
・なんでも引き受けられるスキル(46歳・女性)
・偉そうにしない人間性(47歳・女性)
・コミュニケーション能力、実績、謙虚さ。それ以前にどれほどの役職であろうと定年後に十分な能力発揮できるかどうかはわからない(48歳・男性)
・既存の知識と経験、新しいことを覚える能力。適応力(49歳・女性)
・公的な資格(50歳・男性)
・仕事に対する真面目さと、対人関係が上手な人、コミュニケーション能力が高い人(51歳・男性)
・経験年数なりのスキル。信頼を得られていること(52歳・女性)
・スキルより働きたい気持ちと体力が必要だと思う(53歳・女性)
・業務効率の良さ(57歳・女性)
・専門的なスキルと管理職を支える力(59歳・男性)
・専門性および汎用性(60歳・男性)
・穏やかな人格(61歳・男性)
・専門的な経理業務のスキル(61歳・女性)
・長年の経験を踏まえた知見、傾聴を基本とする分析力(62歳・男性)
・専門的知識。コミュニケーション能力 小さな会社なら仕事を任せてもらえる能力(63歳・女性)
・認定薬剤師の資格、コミュニケーション能力(64歳・女性)


【調査概要】
調査方法:ネットリサーチ
期間:2019年8月29日~9月5日
対象:全国のエンジニア500名・非エンジニア500名


–メディア関係の皆様へ—
本調査データは、ぜひ記事などでご自由にご活用ください。
記事での紹介・引用時には、エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」調べ、など、調査元を明記ください。
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グラフデータは当ページからダウンロードいただくか、より高画質のデータをご希望でしたら、お問い合わせページよりご連絡ください。

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