【新社会人意識調査】新卒入社の42.5%が「面接でハラスメント」を受けた経験あり。男性の63.3%がパワハラ、女性は56.4%がオワハラを受けたと回答

ポイント

  • 新卒入社の社会人のうち42.5%が就職面接でハラスメントを感じたと回答
  • 男子学生の63.3%がパワハラを、女子学生の56.4%がオワハラを受けた
  • 「頭が真っ白になった」人続出。面接の失敗談

調査概要

エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」は、22~25歳の2019年(平成31年)新卒入社の社会人200人を対象に、「就職活動での面接」に関するアンケート調査を行いました。

URL:https://engineer.fabcross.jp/

就職活動において最大の関門である面接。社会人経験のない学生にとって、志望企業の面接官と円滑に会話を進めながら自分をアピールするのは、なかなかに難易度が高いものです。また、運悪く圧迫面接にあたってしまったら、それこそせっかく用意していた志望動機も吹き飛んでしまうかもしれません。

近ごろでは、内定辞退やネットへの書き込みによる風評被害など、圧迫面接は企業側にもリスクが生じるため、圧迫面接を行う企業が少なくなっているそうですが、実際にはどうなのでしょうか。今年の春に入社した新社会人に、就職活動での面接時にハラスメントを経験したことがあるか聞いてみました。

調査結果サマリー

新社会人の42.5%が就職面接でハラスメントを感じたと回答

・2019年(平成31年)新卒入社の社会人200人に、就職面接でハラスメント受けたか聞いた結果、全体では42.5%が何らかのハラスメントを受けたと感じていたことが分かった。

・男女別に見ると、男性で30.0%、女性は55.0%がハラスメントを「受けたと感じた」と回答した。

・卒業学部別に見ると、「理系学部」は45.0%、文系学部は40.0%がハラスメントを「受けたと感じた」と回答した。

男子学生の63.3%がパワハラを、女子学生の56.4%がオワハラを受けた

・就職面接時に何らかのハラスメントを感じたと回答した男女85人に、それぞれどんなハラスメントを受けたと感じたか調査したところ、「パワハラを受けたと感じた」人が44.7%、「オワハラを受けたと感じた」人は51.8%、「セクハラを受けたと感じた」人は41.2%という結果となった。

・男女別に見ると、男性は「パワハラを受けた」が最も多く63.3%、女性は「オワハラを受けたと感じた」が最多の56.4%となった。

*オワハラとは、内定を出した学生に対し、企業側が他社の選考辞退を強要するなどして就職活動を終わらせるよう迫る行為「就活終われハラスメント」のこと

「頭が真っ白になった」人続出。面接の失敗談

・就職面接の場での失敗談では、緊張や何らかの失敗によって「頭が真っ白」になった人がとても多く見られた。準備不足、迷って遅刻など、定番の失敗談も。

【理系学部】
・頭が真っ白になって面接官を「お母さん」と呼んでしまった(22歳・男性)
・大学のキャリアセンターでやったこととは全く違うことを聞かれて頭が真っ白になった(22歳・女性)
・他の人の答えた内容に気が引け、そこから自信がなくなってしまった(22歳・女性)
・面接後に面接官に感想を聞かれ、「適当に答えてしまって大丈夫かなと思いました。」と失言をしてしまった。緊張して頭が真っ白になって、何を言ったか分からないぐらい夢中で答えたという意味だったのだが、言葉足らずでそれが伝わらず、面接官に「そういうことは言わない方がいいと思うよ。」と返されてしまった(23歳・女性)
・面接中に敬語の使い方を間違えて自分の家族について話す際に尊敬語を使ってしまい、それを指摘されて焦った(24歳・男性)
・過去の辛い経験を話すときに泣いてしまった(22歳・女性)
・面接シートの受験番号を書き間違えてしまい、面接官に指摘された(22歳・男性)
・面接に使う資料を一夜漬けで作成、寝不足のまま面接に挑んでしまいアクビを抑えながらなんとかやり過ごしたこと。面接時の質問をあまり考えておらず沈黙がしばらく続いてしまったこと(24歳・男性)

【文系学部】
・淡々と返答したことで学生っぽさがないと言われた(23歳・男性)
・フランクに話しすぎたかも。少しは緊張しようか、と言われた。固い職種だったので失敗したと後悔(25歳・男性)
・大都会の駅で迷ってしまい遅刻した。その日は気温も高く、汗だくで到着。面接が始まっても頭が全く回らなかった。案の定落ちました(22歳・女性)
・大学名を名乗らずに自己紹介を始めてしまったこと(23歳・男性)
・最初の会社の履歴書と2社目の履歴書で逆に覚えてしまい、志望動機を説明しているときに面接官が???という顔になっていた(22歳・男性)
・株価の質問に答えることができなかった。集団面接で、先に話してる人が自分の考えていた答えと同じようなことを言っていて困った(22歳・女性)
・お腹が空いていて何度もお腹が鳴ってしまった(22歳・女性)
・質問された内容と違う答えをしてしまったこと。会社の場所が分からず迷ってしまい、会社の説明会に遅れてしまいました(22歳・男性)
・面接会場に向かう際、GPSが狂って道に迷ってしまい、ギリギリ間に合ったが落ち着いて面接を受けられなかった(22歳・男性)


【調査概要】
調査方法:ネットリサーチ
期間:2019年4月15日~29日
期間:2019年5月17日~24日
対象:2019年(平成31年)新卒入社の社会人200名


–メディア関係の皆様へ—
本調査データは、ぜひ記事などでご自由にご活用ください。
記事での紹介・引用時には、エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」調べ、など、調査元を明記ください。
Webサイトでご紹介いただく際は、本記事のURLにリンクを貼っていただけると幸いです。

【新社会人意識調査】新卒入社の42.5%が「面接でハラスメント」を受けた経験あり。男性の63.3%がパワハラ、女性は56.4%がオワハラを受けたと回答

グラフデータは当ページからダウンロードいただくか、より高画質のデータをご希望でしたら、お問い合わせページよりご連絡ください。

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