きれいな空気と音楽が出てくるヘッドホン――ウェアラブル型空気清浄機の特許を出願 ダイソン

Dyson/Intellectual Property Office

近年、大気汚染や花粉、コロナウイルスなどによる健康への悪影響が懸念されるケースが増えているが、イギリスの家電メーカー大手ダイソンが、頭部に装着するヘッドホン型のウェアラブル空気清浄機の特許を申請していることが明らかになった。特許は2018年1月23日に出願され、2020年1月29日に公開されたものだ。

これまでも、一般的なフェイスマスクのように口と鼻を覆う必要のない空気清浄機を開発しようとする様々な試みがなされてきた。例えば首の周りに装着し、口と鼻に向かって上向きに空気を噴射するものや、ヘッドホンのような頭部装着型で、マイクの部分から空気を供給するものなどだ。

ダイソンが出願したウェアラブル空気清浄機は、耳に装着する2つのスピーカーを備えたヘッドホン型のものだ。明細書によると、当該機器はフィルターアセンブリー、フィルターアセンブリーを通じて気流を作り出すためのインペラ、インペラを動かすために配置されたモーター、スピーカーアセンブリから濾過された気流を放出するためのフィルターアセンブリー下流の排気口、そしてスピーカーアセンブリから濾過された気流を受け取り、放出するノズルから構成されている。

今回ダイソンが申請した特許案件がそのまま製品化されるかどうかは不明だが、もし、フェイスマスクのように口と鼻を覆う必要がなく、かつ大気汚染や花粉、ウイルス対策に効果的な空気清浄機が登場すれば、画期的な発明品となるだろう。

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GB2575812 – A wearable air purifier

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