外径21mm、内径10mmの超薄形クロスローラベアリングを発売――小型ハンドロボットや小型監視カメラへの使用に最適 日本トムソン

日本トムソンは2020年8月5日、最小サイズとなる内径10mmの超薄形クロスローラベアリング「CRBT105A」を発売した。極限の薄さと小ささにより、装置のコンパクト化に貢献する。

クロスローラベアリングは、内輪と外輪の間にローラを直交させて配列したコンパクトな構造の軸受で、あらゆる方向の複雑な荷重をローラの直交配列によって1個で同時に受けられ、荷重方向に左右されずに組み付けることができる。

CRBT105Aは、同社が持つ極小サイズの軸受の製造ノウハウにより、軸受内径10mm、外径21mm、幅5mmの極限の薄さと小ささを達成している。また、コンパクトなサイズながら高い剛性を持つ。

ローラの直交配列により、接触角45度の単列ローラベアリングやボールベアリングの背面取付け2個分を1個分の断面積に抑えたコンパクトな構造ながら、剛性は複列のアンギュラタイプボールベアリングに比べ3~4倍向上しているという。

正確な位置決め動作が求められる小型ハンドロボットの旋回部、24時間稼働し続ける小型監視カメラを支えるベアリングなどに向いている。

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