ランボルギーニ、830馬力のサーキット専用ハイパーカー「Essenza SCV12」を発表

ランボルギーニは、限定40台のサーキット専用ハイパーカー「Essenza SCV12」を発表した。V12エンジンを搭載し、高速域のラム効果から生まれる出力は830HPを超える。購入者は、世界の名だたるサーキットでの走行会など、2021年から始まるスペシャルクラブの一員として様々な特典を得ることになっている。

Essenza SCV12は、往年のMiura JotaやDiablo GTRの流れを汲み、プロトタイプレーシングカーに触発された空気力学と、究極のドライビング体験のために設計された新技術を組み合わせたものだ。Lamborghini Squadra Corseが開発を手掛け、Lamborghini Centro Stileがデザインを担当した。

剛性の高い炭素繊維モノコックシャシーを採用することで、ロールケージが不要になり、パワーウエイトレシオは1.66HP/kg。新規X-trackシーケンシャル6速ギアボックスを組み込んだ後輪駆動レイアウトだ。Capristoがデザインしたエキゾーストシステムは性能向上のみならず、そのエンジンの特徴的なサウンドも強調している。

また、空気力学にはこれまでのGTレースの経験を活かし、GT3よりも高い効率とダウンフォースを実現、時速250kmで1200kgを達成しているという。

車体には特徴的な「Y」のシンボルが随所にあしらわれ、フロントヘッドライト、ルーフエアスクープ、ステアリングホイール周りのエアベントに見られる六角形のジオメトリが特徴的だ。1970年代のプロトタイプの魅力とランボルギーニのDNAを象徴する要素の融合だとしている。

「スーパースポーツカーのメーカーとしての慣例にとらわれない精神と、モータースポーツに対する真の情熱の完璧な融合だ」と、同社CEOであるStefano Domenicali氏は語っている。

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LAMBORGHINI ESSENZA SCV12: THE PUREST TRACK EXPERIENCE

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