Boom Supersonicとロールス・ロイス、超音速旅客機「Overture」の推進システムの共同開発に合意

Boom Supersonicとロールス・ロイスは2020年7月30日、Boomのフラッグシップ超音速旅客機「Overture」のエンジンプログラムの設計について、新たな共同開発に合意したと発表した。

過去数年間、Boomはロールス・ロイスと共同で、Overtureの設計を改良し、持続可能な超音速旅客機の実現に取り組んできた。今回の契約によって、ロールス・ロイスの推進システムとOvertureの機体を適合させるために、両者が協力することになる。推進システムの特定の主要な側面や、既存のエンジン構造を超音速飛行に転用できるかを調査することになる。

両社は、超音速飛行と航空機産業の持続可能性戦略に対する強い関心を共有しており、これは今回の契約の優先事項となっている。両社は、超音速旅行はカーボンニュートラルな未来に対応する必要があることを認識しており、2つのチームはOvertureの設計と運用における持続可能性に取り組むために協力する。

両社はこの共同開発の結果として、Overtureの航空機構成と推進システムの完成に向けて重大な進展があると考えている。

なお、Boomは超音速デモ機「XB-1」を2020年10月7日に公開すると発表したばかりだ。従来は東京からシアトルまで8時間半かかっていたが、Overtureでは4時間半に短縮されるという。

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Boom Supersonic and Rolls-Royce Agree on New Collaboration for Supersonic Overture Engine Program Design

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