インフラエンジニアの年収相場│収入を上げるポイントは?

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IT業界の土台を支える職業「インフラエンジニア」。ITにおいて無くてはならない存在で、非常にニーズの高い職業です。仕事内容は多岐に渡り、職種においてもスキルや待遇が変わります。

転職や就職を考えている方も、実際にどのような職種なのかを完全に把握しているのは少ないかもしれません。また20代・30代・40代と、年収はどのように変化していくのでしょう?この記事では、インフラエンジニアにスポットをあて、年収や職種などを解説していきます。(fabcross for エンジニア編集部)

インフラエンジニアの年収はどのくらい?

インフラエンジニアの職種は、一般的にソフト系エンジニアに分類されます。ここでは、その年収について見ていきましょう。

インフラエンジニアの年齢別年収平均

20

30

40

平均

ソフトエンジニア系

402.6万円

538.0万円

653.1万円

497.1万円

(メイテックネクスト調べ)

インフラエンジニアは、給与所得者の平均年収より給料が高いと言われています。国税庁が実施した民間給与実態統計調査結果によると、平成30年の給与所得者の平均給与は441万円です。一方インフラエンジニアは平均年収を見ても20代で400万を超えており、40代では平均が650万を超えていることがわかります。所属する会社や仕事の内容によって差はあるものの、専門知識を身につけ多様な仕事を任されるようになれば、高い収入を得ることも難しくないでしょう。

インフラエンジニアの主な仕事内容

転職の際には、年収、仕事内容に見合っているかも重要なポイントとなります。ここでは、多岐に渡るインフラエンジニアの仕事内容を詳しく見てみましょう。

インフラエンジニアは、「設計」「構築」「運用・保守」と、大きく3つの業務内容に分けることができます。

設計

まず、要件定義といわれる設計が最初に始まります。クライアントが要望するシステムを設計書に落とし込む作業です。さまざまな要望を、この時点ではすべて聞いて設計図を作成します。その後、設計書を土台として実作業に入ります。

実際に設計図面通りに運用し、実際の動作が可能なのかどうか、クライアントや企業が要望する金額で収まるのかどうかといったことを検証します。そしてエラー部分を発見しながら、具体的な設計図へと変化させていきます。

作成する設計図面は、なるべくわかりやすくすることが大切なポイントです。クライアントや企業は、ITの専門家ばかりではありません。クライアントである、プロジェクトのメンバーに全体像がつかめるような設計書にする必要があります。

構築

設計図面ができると、いよいよ構築作業に入ります。まずは、設計図面に基づくITインフラを構築するためのハードウェアやソフトウェアの準備です。もちろんプログラミング作業も行いますが、ハードウェアの設置もインフラエンジニアにとって大切なスキルといえます。たとえばサーバーなど機器の組立や設置といった作業が構築では必要になりますので、機器の知識もインフラエンジニアの大切なスキルです。

サーバーなどハードウェアの設置や接続が終わると、ソフトウェアの設定などを行って確認作業に入ります。そして、設計書の通りに動作するかのチェックとなり、ここまでが構築の業務内容です。

運用・保守

未経験からの求人の場合は、運用や保守の仕事をメインとして求人している企業が多いようです。構築まで完了すると、実際に稼働させ運用をスタートします。基本的に、一旦運用がスタートするとシステムが停止することはありません。

常に稼働を維持しなければならないため、稼働中にトラブルが起こらないかを常時チェックしておく必要があります。万が一トラブルが起こった場合は、最少の停止時間で終わらせるよう対処が必要です。

一度起こった障害を取り除き、今後同じケースでトラブルが起こらないように再構築する必要もあります。また、アクセスの分析やデータ量のキャパシティが不足していないかについても監視が必要となるでしょう。

もし、設計時の想定を上回るアクセス量やデータ量であった場合は、インフラの強化やサーバー、クラウドを増強します。少なければ逆にサーバーなどを縮小し、コンピュータへの余計な負荷を減らす作業が必要となります。

運用・保守においてはトラブルなく稼働するのが一番ですが、トラブルがあった場合には、対処スピードも求められます。

インフラエンジニアが年収を上げるポイント

インフラエンジニアとして年収を上げるには、自分自身がどのような点に注力していたらいいのでしょう?ここでは、年収を上げる方法を解説します。

知識やスキルをアップデートし続ける

IT業界はドッグイヤーといわれるほど、技術の進歩が速い業界です。ITの土台となる設計から関わるインフラエンジニアは、常に、新しい知識や技術を取り入れなければいけません。逆に、新しい知識や技術を取り入れず、旧態依然としたスタイルで業務を行うインフラエンジニアだと自然と淘汰されてしまいます。

常に進化するITの知識や技術を常に吸収し、新しいシステムをアウトプットできれば、必ず重宝される存在となります。そのためにはやはり、常に勉強し、新しいシステムや機器を柔軟に取り入れる思考を持つことが大切です。

専門資格を取得する

専門資格を取得することで、インフラエンジニアとしての価値を高めるのも方法のひとつです。インフラエンジニアにはさまざまな専門資格があり、専門資格を取得することで任せられる仕事を増やすことができます。

専門的な資格を取得するとニーズが高まり、年収アップの可能性が高まります。たとえば、ネットワークに対して高い知識と専門性を持つと認められる「ネットワークスペシャリスト」、インフラエンジニアとしての中心的役割を担うことができる「データベーススペシャリスト」など。

世界標準のIT資格であり、Linux技術者認定試験として知られているLPICなどを取得することで、クライアントの信頼感も増すことでしょう。このほか、CCNA、AWS認定資格といった資格もあります。さらにメリットとして、企業によっては資格手当を支給しているケースもあるので、「資格取得=年収アップ」は比較的実現しやすい方法といえるでしょう。

キャリアアップを目指す

どの業界にもいえることですが、マネジメントスキルに長けていると、管理職に就くことができ、年収アップが期待できます。マネジメントスキルがあれば、プロジェクトマネージャーやシニアアナリストといった立場を任されるでしょう。

部下の管理や、プロジェクト全体の責任者としての責任は増えますが、自分の裁量でできる範囲が広がります。自分自身でマネジメントスキルを身に着け、キャリアパスを経て管理職の地位まで上がると、年収1,000万円も決して夢ではありません。

将来性と夢のある職業「インフラエンジニア

インフラエンジニアは、ITシステムの設計、構築、保守管理とITの土台から作り上げる職業です。仕事内容は多岐に渡りますが、給与所得者の中でも、年収が高い傾向にあるでしょう。未経験でも転職は可能ですが、未経験の年収はあまり高いとはいえませんが、経験を積めば、年収1,000万円も難しくありません。

年収を上げるには常に知識をインプットし、システムにアウトプットができる、Linux技術者認定試験のような専門資格を取る、マネジメントスキルを身につけてマネージャーになるといった方法が考えられます。

将来性においても、大量の情報を高速に処理・伝達するためのサーバーおよびネットワークというIT技術の根幹を司るインフラエンジニアの仕事がなくなることは、とても考えにくく、実際に転職サイトを見ているとインフラエンジニアの求人は非常に多くなっています。将来性に期待が持てる職業に、あなたも挑戦してみませんか?

取材協力先

メイテックネクスト

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