留守宅や遠方の家族を見守る――Amazonの家庭用ロボット「Astro」

米Amazonは2021年9月29日、新しい家庭用ロボット「Astro」を発表した。AI、コンピュータービジョン、センサー技術、音声およびエッジコンピューティングを搭載し、自律的に動いて家や家族を見守ったり、Alexaと連携してさまざまなエンターテイメントを提供することができる。

Astroは、SLAMを利用して自律的に走行するので、障害物やペットがいてもリアルタイムで避けられる。10.1インチのHDディスプレイは、Astroの顔にも、ビデオ通話やメッセージの表示画面にも変わる。可動式のディスプレイ、体の動き、表情豊かな口調と目で家族とコミュニケーションを取り、人々に共感を引き起こすという。

顔認識機能を搭載し、呼びかけに応じて人に追従したり、留守中や夜間に不審な物音や人物を検知すると、スマートフォンに通知して警告音を鳴らすこともできる。ベゼルカメラのほか、潜望鏡を使って高い場所の撮影もできる。本体の大きさは424×250×440mmで、重さは9.35kg。潜望鏡は床から約107cmの高さまで伸びる。

ホームセキュリティサービス「Ring Protect Pro」と連携すると、巡回機能の強化やクラウドへの動画自動保存など、さらに機能を高められる。高齢の家族が安心しつつ自立して暮らせるよう、見守りサービス「Alexa Together」も提供する。

Astroは、アメリカ国内で2021年後半に数量限定で販売される予定だ。通常価格は1449.99ドル(約16万3000円)だが、「Day 1 Editions」キャンペーンでは、6カ月間のRing Protect Proサービス付きで特別価格の999.99ドル(約11万2000円)で手に入る。

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Meet Astro, a home robot unlike any other
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