ロケットをハンマー投げのように打ち上げる――「SpinLaunch」が発射試験に成功

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アメリカの宇宙開発スタートアップSpinLaunchは2021年10月22日、初の発射体射出実験に成功したと発表した。同社が開発を進める打ち上げシステムでは、減圧された巨大な真空チャンバー内で高速回転するカーボンファイバー製のテザーに固定されたロケットを、音速以上に加速した上で宇宙に目掛けて射出するというものだ。従来の多段式ロケットがロケット燃料の大半を打ち上げに使用するのに対し、電気モーターによる回転力で打ち上げることで必要な燃料を4分の1に削減することを目指している。

今回使用したのは、「Suborbital Accelerator」と呼ばれる高さ50.4mの打ち上げシステム。重量1000トンのスチール製真空チャンバー内で発射体を時速800~5000マイル(約1300~8000km)まで加速できるとしている。発射体はカーボンファイバー製のテザーに接続され、空気との摩擦を減らすために減圧された真空チャンバー内で、音速を超えるまで加速され、わずか1ミリ秒のタイミングで切り離され、発射筒から上空に向かって射出される。

テストでは音速を超えたとしており、発射機のほぼ下限(800マイル)でテストしたと思われるが、2022年中には様々なタイプの発射体と射出速度で定期的に射出実験を行うとしている。

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