米テスラ、ドイツに建設した欧州初の製造工場「ギガファクトリー」でEV生産開始

米Tesla Motors(以下、Tesla)は、ドイツのブランデンブルク州グリューンハイデに建設した大規模工場「Gigafactory Berlin-Brandenburg」(以下、ギガファクトリー・ベルリン)での電気自動車(EV)の生産を開始した。ギガファクトリー・ベルリンは同社にとってヨーロッパでの最初の製造拠点で、「最も先進的かつサステナブルで、効率のよい施設」だという。

このギガファクトリーには、同社の多目的スポーツ車(SUV)「Model Y」を製造する工場だけでなく、バッテリーセル生産工場も建設されている。Model Yの年間最大生産台数は50万台を見込んでいる。

2022年3月22日に行われたギガファクトリー・ベルリンの開所式には、ドイツのショルツ首相らが出席し、Teslaの進出を歓迎した。ドイツでは、フォルクスワーゲン(VW)がVWグループ投資計画の一環として、2022年3月4日にヴォルフスブルク本社工場近くにEV工場を新設する計画を発表しており、EVの生産能力を強化する動きが続く。

TeslaのEV生産能力は、ドイツのギガファクトリー・ベルリンや既存の生産拠点に加え、2022年4月7日にオープニングセレモニーを実施した米テキサス州オースティンの大規模工場「Gigafactory Texas」を含めると、2022年中に年間200万台になる見通しと報じられている。

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