自由に持ち運べる小型で高性能なポータブルオシロスコープを発表 テクトロニクス

テクトロニクスは2022年6月8日、小型で高性能なポータブルオシロスコープ「2シリーズMSO(ミックスド・シグナル・オシロスコープ)」を発表した。作業ベンチからフィールドまで自由に持ち運びでき、これまでのオシロスコープでは考えられなかった新しい計測やテストのワークフローに対応する。価格は23万8000~142万円(税抜)。

2シリーズMSOは、ベンチトップタイプの性能と、同社の最新ユーザーインターフェースを備えている。任意波形/ファンクションジェネレーター(AFG)、パターンジェネレーター、ボルトメーターと周波数カウンターをオプションで内蔵できるため、1台の計測器にさまざまな機能を統合できる。

質量1.8kg、厚さ4cmと軽量、薄型のコンパクトなデザインを採用。持ち運びができ、新たに購入する計測器の数を抑えながら、数多くの作業をこなすことができる。10.1型タッチスクリーンディスプレイを採用。同社の他のオシロスコープと同じタッチスクリーンインターフェースとシンプルな操作パネルにより、他のオシロスコープと同じ操作で簡単に使用できる。

前面パネルには、重要な操作系をシンプルに配置。操作ノブ周囲のカラーLEDリングライトは、現在の有効なソース、調整できるパラメーター、またはそのパラメーターの状態を示す。2スロットのバッテリーパックにより、最長8時間のバッテリー駆動に対応する。また、追加機能により汎用性が向上。追加機器、作業ベンチの追加スペースなしでシームレスに統合し、テストを完了できる。

拡張演算、FFT、検索/マーク、リミット、アイマスクなどの統合解析機能を搭載する。周波数帯域70MHz~500MHz、アナログ入力チャンネル数は2または4、サンプルレート2.5GS/s。オプションで16チャンネルのデジタルチャンネル、AFG、パターンジェネレーター、 DVM/カウンタに対応する。VESAインターフェースに対応しており、市販のVESAアクセサリーが使用できる。

2シリーズMSOは、MSO22(2ch ミックスド・シグナル・オシロスコープ)とMSO24(4ch ミックスド・シグナル・オシロスコープ)を展開。同社の3、4、5、6シリーズ含むオシロスコープのラインアップに加わる。

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次世代のテクトロニクス 2シリーズMSO(ミックスド・シグナル・オシロスコープ)
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