電動で自動航行する豪華潜水艇が、海中のイベント会場を実現

民間用途の潜水艇を製造する蘭U-Boat Worxは2022年5月11日、世界初となる全長35mのエンターテインメント用途の製品を発表した。

同潜水艇「Under Water Entertainment Platform（UWEP）」は、完全自動で航行し、水深200mまで潜水する。収容人数は、乗務員を除き最大120名。動力源はバッテリーのみで最大24時間連続で稼働する。クルーズの間に港やフローティングドックで、充電や物資の補給をする。

UWEPの内装は、150m²を超える床面積に64席のレストラン、スポーツジム、カジノなどの設備を、運航する事業者の用途に合わせて構成できる。パーティー会場や製品の発表イベント会場、結婚式場などとして使用できる。14個の円形の窓を備え、夜間は潜水艇の周囲をライトアップする。

同社の創業者兼CEOのBert Houtman氏は、「私たちは顧客に上質な体験を提供するだけでなく、起業家にビジネスチャンスを提供し、海洋に対する理解にも貢献したい」と述べた。