米Alphabet傘下企業、最大積載量が異なるさまざまな大きさのドローン群を公開

米Googleの持株会社である米Alphabet傘下企業で、ドローンによる配送サービスを展開しているWing Aviation(以下、Wing)は、配送商品の積載量によって使い分けできる、大きさや最大積載量が異なるドローン群を公開した。

同社は一連のドローン群を「Aircraft Library」と呼んでおり、ハードウェアとソフトウェアのコアセットをベースにして、特定の用途に応じてさまざまな種類のドローンを製造できるという。

大型航空機は大きな荷物を、小型航空機は小さな荷物を運搬するのが効率的で、Wingのドローンでは機体質量に対して積載量が約25%の場合が最も効率的だという。この比率から外れるとドローンの効率性は下がり、費用、エネルギー、材料消費量が増大してしまう。

こうした効率性の観点から考えると、運搬される積み荷の量と車体質量との比率で最大のミスマッチが生じているのが自動車だ。自動車の場合、この比率が0.1%を下回っていると同社は指摘する。

同社は、共通の航空電子機器(アビオニクス)や推進システムを駆使して、実績のあるハードウェアとソフトウェアのコアセットから迅速にドローンのコンフィギュレーションを発展させ、「食品や医薬品の配送にとどまらず、サプライチェーンの最適化や緊急対応に至るまで、多様な用途に対応できる」としている。

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Wing’s Aircraft Library

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