- 2022-10-4
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- High Energy Laser Scaling Initiative(HELSI), Lockheed Martin, Rick Cordaro, 国防次官室研究・技術担当OUSD(R&E), 指向性エネルギー, 米国防総省, 米陸軍, 電気式レーザー, 電磁エネルギー, 高エネルギーレーザー(IFPC-HEL)
米Lockheed Martinは2022年9月15日、同社が開発した300kW級の電気式レーザーを、国防総省研究技術担当次官室(OUSD(R&E))に納入したと発表した。この300kW級レーザーは、米陸軍の高エネルギーレーザー(IFPC-HEL)の実証兵器システムを含む、米国防総省の技術実証に合流が予定されている。
開発の契機は2019年、OUSD(R&E)によるレーザー兵器開発の構想「High Energy Laser Scaling Initiative(HELSI)」にさかのぼる。このなかでOUSD(R&E)は、スペクトルビームを組み込んだ高エネルギーレーザーについて、アーキテクチャを300kW級の出力に拡大する計画を立案した。そして、Lockheed Martinをサプライヤーに選定した。
同社の開発チームは、予定よりも早くそのマイルストーンを達成したという。Lockheed Martin Advanced Product Solutions副社長のRick Cordaro氏は、「(連続的に発振する)連続波型の高エネルギーレーザーにおいて、出力と効率を高め、装置の重量と体積を減少させた。これらの成果は、将来の高出力レーザー兵器システムの実用化を加速するだろう」と説明している。
本技術はLockheed Martinによる指向性エネルギー技術への多額の投資と、40年以上にわたる電磁エネルギーの研究、設計、開発の成果だ。この技術開発の成果によって、アメリカとその同盟国は将来の危機に備えることができるという。
HELSIレーザーは、2022年中に実験施設とフィールド試験を予定する、陸軍のIFPC-HELの実証作業に寄与する予定だ。
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