HevenDrones、AIで飛行制御する水素ドローン「H2D200シリーズ」を発表

水素燃料で飛行するドローンのパイオニアであるイスラエルのHevenDronesは、2023年11月27日、モナコ水素フォーラムにおいて、最新機種の水素ドローン「H2D200」と「H2D250」を発表した。

同社は、水素燃料について、高いエネルギー密度と環境上の利点から、ドローンの性能限界を拡大できると考えている。同社の既存機種である「H100」の成功に基づいて、水素の特徴的な飛行の特性(フライトプロファイル)を利用して、両機種を開発した。

H2D200は、最大4.5kgのペイロードを搭載できる設計で、高精度のホバリング能力を維持しながら、耐久性と精度を旧機種から大幅に向上させた。性能として、最大510kmの航続距離と4時間という飛行時間を達成した。

上位機種のH2D250は、最大10kgの大型ペイロードを収容し、ホバリング性能を犠牲にすることなく、最大750kmの航続距離と8時間の運用時間を誇る。この大きなペイロード容量は、さまざまな用途を開拓し、高度な物流で威力を発揮する。

同社のCEOであるBentzion Levinson氏は、自社のビジョンを講演する中で、H2D200シリーズについて、ドローン技術の進歩だけでなく、AIの機能や潜在能力をフル活用したと説明し、これにより「空」でスマートなエコシステムを構築していくとの期待を語った。

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HevenDrones Unveils Groundbreaking H2D200 Series at Monaco Hydrogen Forum, Building on Success of H100 Platform

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