- 2024-2-19
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- 3Dオブジェクト, AIホログラム・アバター機能, Protoホロポーテーション技術, フォーチュン500, ホログラム, ライブ中継, ラフバラー大学, 遠隔授業
英ラフバラー大学は2024年1月24日、イギリスの大学で初めて、ホロポーテーション技術を用いたホログラムによる遠隔授業を開始したと発表した。
Protoは特許を取得したオリジナルのホログラム装置とプラットフォームだ。世界中のどこからでもリアルタイムにライブ中継し、双方向の学習体験が可能になる。
ラフバラー大学では、世界の大学や産業界からゲストスピーカーを招き、あたかもその場にいるかのように学生の質問に答える講義をライブ中継できるようになった。学生や職員は、従来なら関わる機会のなかった専門家と接点を持てるようになる可能性がある。
さらに、例えば工学、建築、デザイン、スポーツ科学の授業で、3Dオブジェクトを回転させて詳細に調べるツールとしても活用できる。学生は、製品デザインやファッションショーなど、自身の成果をより多くの人に見せることができるようになるという。
ProtoのAIホログラム・アバター機能を使えば、オープンキャンパスなどのイベント時に、受験生やその保護者にガイダンスや質疑応答なども実現できる。
Proto独自のホログラム装置とプラットフォームは、同大学のほか、フォーチュン500に入る企業やハーバード大学、病院、美術館、スポーツ会場、小売業、エンターテインメント業界で導入された実績がある。