吐出し空気量や耐環境性を向上した、新型オイルフリー小型コンプレッサーを発売日立産機システム

日立産機システムは2024年4月2日、新型のオイルフリー小型コンプレッサー「Rシリーズ」の販売を、2024年4月中旬から開始すると発表した。無給油式1.5kW、2.2kW、3.7kWをラインアップし、吐出し空気量、耐環境性、省エネ性、使いやすさを向上している。

Rシリーズは、新開発のエアエンドを搭載し、同社独自のヒートシールドピストン（特許出願中）の採用により、小端部軸受を廃止。高温環境下での耐久性を向上しており、対応周囲温度の上限を従来機の40℃から、オイルフリーベビコンで50℃、パッケージオイルフリーベビコンで45℃に引き上げている。エアエンドの保証期間は従来機では1年だったが、信頼性向上に併せ2年にしている。

また、ピストン周辺構造の変更に合わせてエアエンドの各所を改良し、従来機に比べ吐出し空気量を最大3％向上している。ベルトオオイの開口部を削減し、吐出し配管などの高温部を保護する構造を採用。さらに、ランプ付きスイッチを採用し、運転と停止状態の視認性を向上している。

また、制御プログラムを改良。不要なアンロード運転を運転間隔に応じて抑制し、従来機に比べ消費電力を15％低減している。使いやすさも改良し、パッケージオイルフリーベビコンはBluetooth通信機能を搭載。無料のスマートデバイスアプリを介したFitLive接続に対応し、PCやスマートデバイスで稼働情報を確認できる。架台の構造も変更し、フォークリフトでの運搬にも対応している。

吐出し空気量や耐環境性を向上した、新型オイルフリー小型コンプレッサーを発売　日立産機システム